555
(この項目は550番から来る。他の項目から来たならば元の項目へ戻れ)
この樹海に住むドラゴンといえば、この赤竜しかないのでは?
そう思いつき、君は試しに竜珠を取り出した。これがドラゴンにとって貴重な物なら取引できるかもしれない。
取り出された竜珠は輝きを増す。すると赤竜は竜珠の輝きを前に動きを止めた。そしてその目から狂暴さが消え、理性の光が!
『おお‥‥それはかつて私が持っていた宝玉。昔、化けムカデと樹海の主を争った時、私は勝利はしたが自身の竜珠を失ってしまった。それから段々と意識があやふやになって‥‥』
赤竜は洞窟を見渡す。
『嗚呼! かつては巣の底を埋め尽くしていた他の宝も全て失われている! 集め直すのにまた何世紀もかかってしまうぞ。なんたる失態だ』
赤竜は長い首を曲げて少しの間、落ち込んでいた。
しかし気を取り直して君に話しかける。
『人間よ、それを私に返してくれ。そうでなければ私はまた理性無き狂獣と化し、遭遇する物全てを殺して食うだけになってしまうだろう』
君は
赤竜は洞窟を見渡す。
『ほう‥‥この時代ではここに咲いたか。良かろう、お前の知恵と勇気はこれを得るに相応しい物だ』
そう言うと羽を羽ばたかせ、君の前へ着地した。そして君の襟首を咥え、別の岩棚へと持ち上げた。
その岩棚には花が一輪咲いている。太陽の光が結晶になったような花弁を持つ花が!
君はその花を摘み、小袋に入れる。
そして竜珠を赤竜に返した。
・所持品から【竜珠】を消し、【
赤竜は君を再び洞窟の底に降ろす。
『さあ人間よ、それを持って行くがいい。そして勇者に相応しい栄光を得るのだ』
・【フラグNo.1】を「120」にせよ。
君は赤竜に別れを告げ、再び洞窟を通ってスターアローが待つ岩場へ戻った。
君が戻るとスターアローは晴々とした表情から大方を察したようだ。
「上手くいったようだな。まぁ俺達なら当然か」
・【フラグNo.2】【フラグNo.3】【フラグNo.4】【フラグNo.5】が全て0(未記入)なら――
https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076746892121
そうでなければスターアローは君を乗せて再び羽ばたく。
さあ、契約していた街へ戻る時だ。
https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076745533917
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