375

(この項目は368か376から来る。他の項目から来たならば元の項目へ戻れ)


 川の中の岩に、飛んできて降り立つ物があった。鳥の翼と脚をもつ半人半鳥の美女――サイレン。

 それは君に優しく微笑みかけた。

「あなたですね。私達の友達を助けてくれたのは。ほら、喋るハヤブサがいたでしょう?」

「ああ、あいつか」

 スターアローが食人植物から救った鳥を思い出す。

 サイレンは頷いた。

「そのお礼をしに来ました。この笛は私達のもつ宝物の一つ。さあ、どうぞ」

 そう言ってサイレンが羽ばたくと、風に乗って横笛が一つ、ふわふわと君の前に飛んできた。


・【フラグNo.8】に「80」を記入せよ。


【風呼びの笛】を所持品に記せ。


「その笛を吹けば、あなたの所にあなたの騎獣を呼ぶ事ができます。きっとお役に立ちますよ」

 笛を手にした君にサイレンはそう言い、いずこかへ羽ばたいていった。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076671679558

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