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・【フラグNo.19】に「20」を記入せよ。


 オーク達から助けられ、少年は安堵からへなへなと力が抜けたようだ。

 大きなケガはしていないようだが、小さな傷ならあちこちにある。


命華草ライフグラスを探しに来たのか? 君には無謀だぜ」

 スターアローが言うと――喋る天馬ペガサスに驚いてから――少年は涙ぐんで訴えた。

「でも仕方ないんだ。大きな金が要るんだよ。俺の住んでいる孤児院にはさ‥‥」


 彼‥‥名前はアーサー‥‥の話によると、南の都市スクイーンの郊外にある孤児院は数年来の借金がちょっとずつ貯まっており、いい加減大きな額になってしまったので返済を求められているという。

 もちろん金など無いのだが、それならばと金貸しは子供達の面倒を見ている保母の、マリアという娘を要求してきた。

 元々治安の良い都市では無い事、娘一人で帳消しにしてくれるならむしろ良心的な額だという事もあり、助けようという者は誰もいないそうだ。


「なんともまぁ‥‥ありがちな話というか‥‥」

 スターアローは気の毒に思っているようだが、今の君達にできる事といえば、アーサーを孤児院に連れて帰る事ぐらいだ。


 南の都市スクイーンに行けばアーサーを孤児院に帰す事ができる。それまで彼はスターアローに同乗しているので、天馬ペガサスの攻撃力をー1すること。

 さらにどこかの宿に宿泊する場合、必要な料金が1.5倍(端数切捨)になってしまう。

 これらはアーサーを孤児院に届ければ元に戻るので、南のスクイーンへ急いだ方がいいだろう。


 ではこの場から移動すること。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076662340810

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