304

(この項目には301番から来る。他の項目から来た場合は引き返すこと)


「はじめまして。こっちを見てくれる?」

 その声は君達の頭上からかけられた。

 見上げると、小さな妖精の少女が木の枝に腰かけていた。


「あなた達、前に喋るハヤブサを助けてくれたでしょう? あの子、私の友達なんだ。だからお礼をしようと思ってサ。あなた達はここに何しに来たの?」

命華草ライフグラスってのを探している。知っていたらどこにあるか教えてくれるか?

 スターアローが答えると、なんと妖精の少女は元気に頷くではないか。

「オッケー。あれは樹海の真ん中にある岩山のね、洞窟の中で花を咲かせているよ。洞窟の入り口も教えてあげるね」


・【フラグNo.7】に「60」を記入せよ。


 入口の場所と特徴を告げた後、妖精の少女は告げる。

「ただあそこはドラゴンの巣になってるから気をつけてね。元は悪い奴じゃないんだけど、ずいぶん昔に大ムカデと戦ってから、なんか話を聞かない狂暴なヤツになっちゃって。まぁ不死身じゃないからがんばれば勝てるよ、うん」

 そう言うとふわりと空に舞い上がり「じゃねー」と言って手を振った。そして木の葉の間に姿を消す。


「こいつは貴重な情報を教えてもらえたな」

 スターアローの言う通り。これで命華草ライフグラスに大きく近づいたわけだが‥‥。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076661494503

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