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・【フラグNo.11】に「30」を記入せよ。


 こちらに気づいた騎士の一人が大声をあげた。

「その鎧は! 我がグラド国に伝わる物! 貴公が我が国に雇われた天馬の騎手ペガサスライダーか」

 別の騎士が君達に呼び掛ける。

「我らに加勢せよ! 我々は王位継承者・ソムヌス王子の配下だ」

 しかし別の騎士もはりあって叫ぶ。

「いや、加勢は我らに! 我々は王位継承者・モルス王子の配下だ」


 なんと国の継承者の部下同士が戦っているらしい。


「ええい、引っ込め! 真の継承者は兄君のソムヌス王子だ。命華草ライフグラスを手に入れ父王を助けようという王者の心意気を邪魔するな!」

「貴様等こそ帰れ! 双子に兄も弟もあるものか。命華草ライフグラスで父王を助けるのはモルス王子だ!」

 怒鳴り合う両軍の騎士達。


 この争いを見て、君はなんとなく大臣が困っていた理由がわかるのではなかろうか。

 とりあえず、金の騎士団が双子の兄・ソムヌス王子の配下で、銀の騎士団が双子の弟・モルス王子の配下らしいが‥‥。


「目的を果たすより互いの足の引っぱり合いかよ‥‥。まさかどっちかに加勢してやろうなんて考えちゃいねぇよな? 俺はごめんだぜ」

 スターアローは関わり合いになりたくないと君に訴えている。


 だがそれを聞いて、両軍の兵士が気色ばんだ。

「貴様! 我が国と契約し、貴重な鎧を借りておいてその言い草か!」

「そこへなおれ! 性根を叩き直してくれる!」


・面倒事に巻きこまれないうちに上空へ退避するなら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076615182665


・居直ってこの場にいて、成り行きを見てやろうと思うなら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076614873308

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