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・【フラグNo.3】【フラグNo.4】【フラグNo.5】のどれか1つでも1以上なら、君はここで命華草ライフグラスを売り渡す事はできない。街へ戻ること。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093075655956694


 そうでなければ、君はこの国で命華草ライフグラスを売り渡す事ができる。

 この国で買い取ってくれるのは大臣だ。

 城に行くと中庭に通され、そこでは恰幅の良い大臣が直々に待っている。


・【フラグNo.2】が1以上なら君はここで命華草ライフグラスを渡す。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093075687151362


 0(未記入)ならば、大臣は疲れ果てた顔で現状を君に話す。

「王は‥‥今、話ができる状態に無い。今、病に伏せられている。もちろん城にも、医療担当の魔術師はいるが‥‥お歳を召しておられるので、もはや魔術でも気休めにしかならんのだ」

 彼は深い溜息をついた。

「難儀な事に、後継者候補の王子は二人。しかも双子。そして犬猿の仲とくる。不味い事に、後継者問題をはっきりさせようとした矢先の病で、つまり次の王はどちらとまだ指名されておらん」

 そして言葉に熱がこもる。

「伝説の秘法なら、並の魔術では無理な事でも期待できよう。最悪、後継者問題が白黒つくまでの延命にさえなれば病が完治しなくとも良い」


「その発言は許されるのか? 大臣さんよ」

 呆れて思わず無礼な口調でもらすスターアロー。


 だが大臣は怒りもしない。

 その頭から、髪がはらりと一本抜けた。頭頂部付近は既に手遅れの状態だ。

「そのぐらい困っておるのだ。命華草ライフグラスを私に渡せば、この国の村か街からどこか一つ、報酬として与えよう」


 この国を取引相手にすれば、成功の暁には放浪生活も終わり、晴れて地主となれるわけだ。低い物なら爵位も得られるかもしれない。


・この話が気に入らなければ街へ戻ること。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093075655956694


・大臣に命華草ライフグラスを渡すなら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093075687151362

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