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街道に沿って空を飛び、西へ向かう。君の前方に見える白い都へ向かった。
街を囲む防壁も、その向こうの街並みも、その中にいくつもある寺院も、白い壁がやたらと多い。使われている石材の関係だろうか。
街への街道を歩く人にも、僧服を着ている者が多い。
街に近づくと、その最奥にある大きな神殿も見えた。かなり古めかしい様式で、白い石柱が何本も並び、四角い天井を支えている。
街の正門から神殿までは広く大きい道が一直線に繋がっており、その神殿こそが街の主である事を無言で主張していた。
その神殿のさらに向こうには大きな丘があり、無数の墓石が並んでいる。おそらく霊園になっているのだろう。
君達が街に近づくと、道行く人々は驚きの顔で見上げる。
よくある事なので意に介さず、正門の前に着地した。
驚く門番に君は入れてくれるよう頼む。
門番は目を丸くしながらも頷き、君達を中へ入れてくれた。
https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093075665728592
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