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街道に沿って東へ。やがてきっちりした円形の城郭都市が見えてくる。
とにかく目につくのは高い塔が多い事だ。その中でも一番高い塔は、街の中央に見える石造りの塔。まるで天を目指しているかのよう。
そしてちらほらと、塔の間を‥‥空を飛ぶ人影! 箒で、絨毯で、魔術師達が塔を行き来している。この街にはそれだけ多くの魔術師が暮らしているのだ。
君達は魔術都市カイコウに着いた。
君達が空から近づくと、街の門から巨大な鳥に乗った魔術師が上昇してきて出迎える。
「
君は
出迎えた魔術師は手鏡を取り出し、それに向かって何やら呟く。
その鏡面に別人が映るのが君にも見えた。
魔術師はその映った者と話している。これは遠くの者と会話する魔術なのだろう。
「よかろう、冒険者よ。君と話がしたいと、この街の統治者でもある学院長が申された」
門番の魔術師はそう言うと、小鳥を一羽召喚した。
「それについていくがいい」
https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093075656259076
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