二回目の瞑想

「では、また、瞑想をしましょう。」

「目を瞑って下さい。」

「大きく空気を吸って下さい。」

「今度は、頭の隅々まで。」

「喉元から肺や胃、小腸や大腸、足や足の先。

腕や指の先まで、隅々まで空気が行き渡るように、吸い込んでください。」

「今度は、息を吐き出します。身体中にある全てを吐き出すように、丁寧に、ゆっくり吐き出してください。」


「今度は、空気を吸って下さい。」

「大きく息を吸って、身体中に空気が行き渡るように、隅々まで吸い込んでください。」

「ゆっくりと、息を口からゆっくりと、全て吐き出して下さい。」


「はい。ゆっくりて、準備が出来た方から、目を開けて下さい。」

「如何でした?」


「限界値が広がった気がしました。」

「今までの吸うと言う、限界値が、ここだと思っていたところを遥かに越えて、吸い続けられるんだと体感しました。」

「いいですね~。」


「どうでした?」

「気持ち良かったです。すっきりしました。」

「隅々まで行き渡る感じがしました。」

「いいですね~。」


「どうでした?」

「いつも一人でしているより、気持ち良かったです。」

「なんか、たぶん、寝てました。」

「いいですね~。」


「どうでした?」

「私も、一人でしているより、気持ち良くて、長い時間寝てたようなスッキリ感がします。」

「いいですね~。」


「どうでした?」


口々に、「気持ちいい。」「幸せ。」

「平和。」「眠っていた気が。。。」と、声になって、表されていく。


「毎日している方から、一人で瞑想するより、大勢でした方が気持ち良かったなんて話が出ましたが、その通りで、みなさんの集合意識がより良い瞑想へと導いているんではないかなぁ~。何て思います。て思います。」

「良く、「世界平和が~。」とか。「日本の~。」とか、耳にしますが、本当は、一人一人の心の平和が、世界を平和にするんです。」

「まず自分自身の心の中を「平和」に。」

「まず自分自身の心の中を「安心」に。」

「まず自分自身の心の中を「幸福」にして下さい。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る