感情と技法しか見ない小説レポート帳

月夜葵

はじめに

 どうせあらすじ見ない人もいると思うので、ここで一度言わせていただきます。


 私は基本、考察を好みません。

 勿論物語の内容をより理解しようとするために考察をしたり読んだりすることはありますが、かと言って考察をメインにはしたくない。私はそれを無粋と捉える側ですから。

 どれだけ合理的な推論でも、それは所詮一可能性に過ぎないもの。作者から明言されない限り、さもそれが真実であるように流布するのはもはや作品の冒涜であるとさえ思うのです。最近の漫画やドラマの考察界隈がこの理由で嫌いです。

 ええ、はっきり言って嫌いです。

 いわゆる文学研究も、まあ否定はしませんし有意義ではありますが、無粋だなと思うことは否定しませんし変えるつもりもありません。


 ですから私のこの小説レポートは、自分の読んだ感想を、自分の感じた感情と好みと、あと技法にのみ着目して読むつもりです。時代背景とかリアリティは多少勘定には入れますが原則気にしません。

 それでもよろしかったら是非ご一読くださいませ。

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