応援コメント

#02 押入れの黒歴史に救われた話」への応援コメント


  • 前向きに切磋琢磨していらっしゃる若手作家さんの、イノセントなまでに飾らないフレーズが初々しいです ^^。

    さて、これは書いてもいいものかどうか……秋葵さんもいくらかは見たことがあるんじゃないかと思いますが、そちらの「黒歴史」風の小説、実はカクヨムでは結構普通に出てます。時に星三桁とか、ざらにあります。
    さすがに地の文が全然なくて、マジで擬音語・擬態語だけという境地にまで極振りしているのは多数派ではありませんけれど、とにかく存在します。
    でまあ、そういうノリをどう見るか、肯定派否定派入り乱れているのが現状ですが、私自身はモードの問題だと思ってます。要は、それで言いたいことが伝わり、かつ面白いストーリーにできるんなら、表現の一つとしてアリなんでは、というスタンスです。
    ただし、徹底的にミニマムな表記で、的確に場面を伝えるのは、それはそれで結構なセンスがないと「何書いてんのかわからん」で終わってしまうのは確かかと。

    で、何が言いたいかと言うと……まず1つは、カクヨムの星とかレビューとか、フタを開けてみればそんな程度の評価ですよ、ということ。正統派の小説作法をマスターした文章だからといって高く評価してくれるわけではないし、全く同じストーリーなら、むしろ電車の中で気楽に読み飛ばせる、"黒歴史"風の文体の方が受けがいい、という可能性すらあります。
    けしからん、と叫ぶ人も、間違ってる、と憤る人もいます w。特に、わりあいしっかりした文章執筆の修行を積んできた層は特にそうですね。
    ですので、秋葵さんが本気で、商業出版でも通用するような"実力"を磨きたい、ゆくゆくは小説新人賞にも挑戦したい、とお考えでしたら、カクヨムでの星評価はあまり気にしないでいいと思います。時々新人賞の最終選考まで行きました、という作品を眼にすることがありますが、確かに中身もしっかりした文章なのに、星の数は全然釣り合ってませんしね。
    以前にもちらっと申し上げましたけれど、ここのレビューの数って、「稼ぎ方」があるんですよ。そういうことを指南している文章もあちこちにありますし、それで人気を獲得して、投稿サイトからのし上がっていく、というのも、一つの手ではあるんですが、とにかく、作品の良し悪しとははっきり別の話だと思って下さい。

    ただ、一方でみんなが食いつく文章というのは、読みやすさとか序盤のつかみとか売れ線テーマの扱いとか、それ自体は確かに作家が磨いていくべきもののよき手本が色々並んでいるのも事実です。
    現在の秋葵さんの文体は、確かにその手の、マンガの箱書きをそのまま文にしたような小説とは異なるモードですので、当面はご自身の目指すスタイルにまっすぐ進んでいただければと思います。が、カクヨムのような空間は、いわば実験場です。ここの一部の流れが、将来のエンタメ小説で主流になるかも知れない。二十年ほど経って、自分は同じカクヨムにいながら、何を見ていたんだろうと自問する羽目になるかも知れない。
    いささか次元が違う話ですが、私はYMOが現れた当初、「耳障りな電子音ポップスだな」としか思えませんでしたし、漫画の「ジョジョ」シリーズの連載が始まった当初は、「これは三ヶ月で打ち切りだろうな」と思ってました 笑。まあそういう取捨選択の延長上に今の湾多がいるわけですが……もう少し、周りの空気とか、世間の流行とか、ポジティブ寄りに観察してもよかったのかなあと思わないでもありません。

    ちょっと今回の本文内容に横槍を入れる形の感想になりましたが、今回の内容も、ここしばらくで窺える秋葵さんの文章に対する構えも、とても好ましいものと私は受け止めています。前回分のコメントもですが、ピンとこなかったら五年後、十年後に読み返すつもりで、放置していただければ w。
    毎度ながらの長文、たいへんに失礼しました。

    作者からの返信

    温かいコメントとハート、いつもありがとうございます!

    当時書いてた小説、本当にキャラの会話と擬音語オンリーだったんですよ。キャラの心情とかも()で描写してたし…

    しかもストーリーの方もかなり痛々しいっていうか、いかにも小学生女子が好きそうな夢小説?的な感じでして、どっちかと言えば文体よりもそっちの方が見苦しいなって感じるポイントで……ちょっとあれを今読み返すのは無理ですね…

    星やハートに関しましては、『あー今回の話結構上手く書けたなぁ(ドヤァ)』みたいな時でも本当に全く反応を貰えなかったりして、結構落ち込んだりしてました。読んでもらえない、そもそも見つけてもらえないっていう。

    個人的に一番悲しかったのは、同じくらい時期から連載を始めて、似たような話で、文字数も同じくらいの他の作品が、自分の作品と比べものにならないくらいの星やハートを獲得しているのを見たときでしたね…

    だから、湾多さんのコメントや毎話ごとのハートは、ほんっっっとうに嬉しい限りです!(初めて『前奏』の方に応援コメントが来た日、嬉しすぎてその日の授業ほぼ頭に入っていませんでした)

    正直、湾多さんに見つけて貰えなかったら、ここまで続かなかったかもしれません。こんな未熟な子供にここまで貴重な意見を下さって、本当に感謝してもし切れません。

    星とかレビューとか、フタを開けてみればそんな程度の評価…か、すごく励みになります!また近々病みそうなので、そのときの心の支えにさせてもらいますね!

    とりあえず、今は語彙力を増やしたいですね…どうしてもキャラの動作や心情の描写がワンパターン化しがちでつまらなくなるので…(『言った』とか『嬉しい』とか)

    それとこっちのエッセイ集の方は、割とその時その時で思ったことをザーっと書いてるだけなので、もしかしたら例の『黒歴史』に近い感じでの投稿になるかもしれないです(笑) 

    いつか『あの音』誕生秘話とか書きたいな…(多分めっちゃ長くなる)

    編集済