居合・抜刀の道を極めた刀鍛冶が異世界へ転生したので、刀一振りで無双します。
タクッキー
第1話
「俺はどうなったんだ… 痛い…寒い…周りが騒がしい…これは血か?俺死ぬのか…」
「ああ…意識が薄れていく…」
「はっ、俺はどうなったんだ」そう思いつつ手足を動かしてみるが動いている感覚がない、それどころか周りが白い。
「お、落ち着こう。一旦意識が途切れる前のことを考えよう。」
「確か…トラックに轢かれそうな猫と小学生がいて…助けようとして飛び込んで行ったんだ…思い出した!!」
「あの子たちは無事だろうか…」
『…た?』
「ん?何か聞こえる」
『起きました?』
「ああ、起きているのだが…あなたは誰です?」
『私は別世界の神です。あなたを私の世界へ転生させる手続きをしているので少しおまちを』
「わかりました。終わり次第少し質問したいのですが…」
『いいですよ』
俺は体内時計で数え始めて、5分12秒に『終わりました。それで質問と言うのは…』
「簡単にこちらでまとめさせていただきました。
トラックに轢かれそうになっていた子達は無事か?
転生後記憶、肉体はそのままか?
よくある異世界転生物か?」
『わかりました順に答えて行きますね。』
『小学生も猫も無事です。』
『記憶はそのまま肉体は15歳の頃まで若返ります。』
『そうですね。よくある感じのファンタジー世界ですね。』
「なるほど…自分も魔法を使えるようになりますかね?」
『安心してください。全て使えるようにしておきます。』
「ありがとうございます。」
『おっともうそろそろ時間のようです。』
「わかりました。」
俺は暖かな感じがすると同時に叫ぶように「日本刀を初期装備にお願いします!」と言うと
『もちろん。それと少しだけサービスしておきました。第二の人生を楽しんでくださいね!』
「はい!」そう言い終わると同時に意識が飛んだ。
「んん…おっ、ちゃんとあるな」目覚めるとまず刀の確認をして、周りを見渡した。
(まじか…雑木林の中やん)なんてことを思っていると意外と近くに道らしきものを見つけた
「とりあえず道は見つけたし…とりあえずお決まりの‘‘ステータスオープン’’」
__________________________________
(
称号
なし
HP 100
MP 1000
SP 50
魔法
火、水、風、土、光、闇、月
固有スキル
不老不死
スキル
身体強化
我慢
タイムカウンター
__________________________________
「おっ、出たでた」俺は自分のステータスをみて剣術スキルがないことに気がついた。
「ん?おかしいな。技術はあるはずなのに…」と独り言を呟いていると道のある方から悲鳴が聞こえてきた。
???「いや!やめて離して!」
メイド「お嬢様!くっそ離せ〜」
盗賊1「ウヒョーこれは上玉だ」
盗賊2「久しぶりの獲物だ」
盗賊の頭「傷つけるなよ 売るんだから」
盗賊1、2「へい!」
__________________________________
俺「これはまた典型的なやつだな。数は…5人か」
正直面倒ごとに巻き込まれたくはないが…「見てしまったからには仕方がない後味悪いし助けるか」
俺は気配を悟られないように盗賊たちの死角に入ると、川の水が流れるがごとく一度に5人の意識を奪い去った。
???「へ?…何が起こったの?」
メイド「助かったの?」
俺「怪我はないか?」
???「は、はい」
俺「ならよかった。」
メイド「お、お待ちください! せめてお名前だけでも」
俺「椚 三佐井だ」
???「ミサイ様ありがとうございました。」
???「今は手持ちがなく…これを」
俺「これは?」
???「私の家紋のコインです」
俺「使い道は…」
???「検問所などで門番に見せてみてください」
__________________________________
俺は偽名使った方が良かったか?などと思いつつ歩いていると大きな壁が見えてきた。
門番「何か身分がわかるものはあるか?」
俺「これでいい?」
門番「し、失礼しました!どうぞお通りください!」
俺「あ、ありがとう」
街の中に入ると俺は一直線に冒険者ギルドに向かった。
冒険者ギルドの中に入ると一瞬複数の視線が集まったがすぐに元に戻った。
俺は周囲に警戒しつつ受付を行なった。
受付嬢「三佐井様でよろしかったですか?」
俺「はい。」
受付嬢「わかりました。少々お待ちください。」
俺がカウンターで待っていると受付嬢が「こちらにどうぞ」となぜか別室にうつされ、椅子に座らされた。
(これからどうなるんだろう)とか考えているとドアが開いてさっきの受付嬢と見るからに強そうな筋骨隆々した大柄な男が入ってきて対面に座った。
男「俺はここのギルドのマスターをしている“シード”という者だ」
シード「突然ですまないがあんた勇者か?」
俺「なぜそう思った?」
シード「いや、名前が勇者たちが使う文字だったのでな」
俺「異世界から来たが、勇者ではない」
シード「そうか、なら良かった。」
俺「冒険者登録できそうか?」
シード「ああもちろん。試験に受かればだけどな」
俺「まじか…」
__________________________________
初めまして。
趣味で始めました。
※更新は不定期です。
居合・抜刀の道を極めた刀鍛冶が異世界へ転生したので、刀一振りで無双します。 タクッキー @paasannsann
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。居合・抜刀の道を極めた刀鍛冶が異世界へ転生したので、刀一振りで無双します。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます