剣術・体術の天才が異世界へ転生したので、素手と刀と現代知識で無双します。
タクッキー
第1話
稽古終わり、俺は交差点でスマホを見ながら信号待ちをしていると、突然とても嫌な感覚になり顔を上げると小学生が赤信号で飛び出していた。
俺は考えるよりも先に体が動いていた。
小学生を抱えるとすぐにとてつもない衝撃が走った。
俺はかなり飛ばされたが素早く小学生を守る体制に入った。
そして地面と激突した瞬間に意識が飛んだ。だがとてつもない痛みですぐに覚醒したが動けずにいた。
「俺はどうなったんだ… 痛い…寒い…周りが騒がしい…これは血か?俺死ぬのか…あの小学生は無事か?」
そんなことを考えているとだんだんと痛みが消え、意識が薄れていく…
どのくらい時間がたっただろう周りが暖かい…
何が何だかわからないが死んでしまったことはわかった。
「お、俺はどうなったんだ」そう思いつつ手足を動かしてみるが動いている感覚がない、それどころか周りが白い。
「お、落ち着こう。一旦意識が途切れる前のことを考えよう。」
「確か…トラックに轢かれそうな猫と小学生がいて…助けようとして飛び込んで行ったんだ…思い出した!!」
「あの子たちは無事だろうか…」
『…た?』
「ん?何か聞こえる」
『起きました?』
「ああ、起きているのだが…あなたは誰です?」
『私は別世界の神です。あなたを私の世界へ転生させる手続きをしているので少しおまちを』
「わかりました。終わり次第少し質問したいのですが…」
『いいですよ』
俺は待っている間暇なので質問の内容をまとめていた。
『終わりました。それで質問と言うのは…』
「多いと困るので3つにまとめさせていただきました。まず、トラックに轢かれそうになっていた子達は無事か?転生後記憶、肉体はそのままか?よくある異世界転生か?」
『わかりました順に答えて行きますね。』
『小学生も猫も無事です。』
『記憶はそのまま肉体は15歳の頃まで若返ります。』
『そうですね…よくある感じのファンタジー世界ですね。』
「なるほど…自分も魔法を使えるようになりますかね?」
『安心してください。全て使えるようにしておきます。』
「ありがとうございます。」
『おっともうそろそろ時間のようです。』
「わかりました。」
俺は暖かな感じがすると同時に叫ぶように「日本刀を初期装備にお願いします!」と言うと
『もちろん。それと少しだけサービスしておきました。第二の人生を楽しんでくださいね!』
「はい!」そう言い終わると同時に意識が飛んだ。
「んん…おっ、ちゃんとあるな」目覚めるとまず刀の確認をして、周りを見渡した。
(まじか…雑木林の中やん)なんてことを思っていると意外と近くに道らしきものを見つけた
「とりあえず道は見つけたし…とりあえずお決まりの‘‘ステータスオープン’’」
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(
称号
なし
HP 100
MP 1000
SP 50
魔法
火、水、風、土、光、闇、月
固有スキル
不老不死
鍛治工
スキル
身体強化
我慢
フルタイムカウンタ
アイテムボックス
__________________________________
「おっ、出たでた」俺は心の中で(出なかったら恥かくところだったと思いながら)自分のステータスをみて剣術スキルがないことに気がついた。
「ん?おかしいな。技術はあるはずなのに…」と独り言を呟いていると道のある方から悲鳴が聞こえてきた。
???「いや!やめて離して!」
メイド「お嬢様!くっ離せ!」
盗賊1「ウヒョーこれは上玉だ」
盗賊2「久しぶりの獲物だ」
盗賊の頭「傷つけるなよ、売り物なんだから」
盗賊1、2「へい!」
__________________________________
俺「これはまた典型的なやつだな。数は…5人か」
正直面倒ごとに巻き込まれたくはないが…「見てしまったからには仕方がない、後味悪いし助けるか」
俺は気配を悟られないように盗賊たちの死角に入ると、川の水が流れるがごとく一度に5人の意識を奪い去った。
???「??…何が起こったの?」
メイド「助かったの?」
俺「怪我はないか?」
???「は、はい」
俺「ならよかった。」
俺「ところで護衛はいないのか?」
メイド「実は護衛が盗賊と手を組んでいたみたいで、あのようなことに…」
俺「なら目的地まで護衛しましょうか?」
???「それはありがたいのです。ぜひお願いします。」
???「申し遅れました
メイド「私はスーシャと申します。」
俺「俺は椚 三佐井だ…とりあえず何か羽織るか何かして欲しいな…目のやり場に困る。」
ミリーヤは恥ずかしそうに隠しながら後ろを向く。
スーシャ「お嬢様こちらでお着替えを」
スーシャは馬車の中にミリーアを誘導すると劇場の早着替えのごとく数秒で出てきて驚いた。
ミーリア「すいません。お見苦しい姿で」
俺「いえいえ、それでどこまで護衛をすればいいですか?」
ミリーア「王都まで護衛して頂けると助かります。」
俺「そうですか。わかりました。」
ミリーア「本当ですか?!ありがとうございます。」
俺は馬車の屋根の上に刀を抱えて座ると、ミリーアが「ミサイ様そこで大丈夫ですか?」と心配してくれた。
俺は「大丈夫だ。こっちの方が見渡しが良いからそのまま出してくれ」と言った
スーシャが御者台に乗って馬車を走らせる。
俺は(少し揺れるな、やはり馬車の足回りが弱いか)など思いつつ索敵していると、大きな壁が見えてきた。
するとスーシャが「あれが王都です。」と言ってきた。
城壁に近ずくにつれて大きな門が見えてくる。
そして門の前にくると2人の門番が
門番1「とまれ!」
門番2「何か身分がわかるものはあるか?」
と聞いてきて、ミリーアがまどから顔を出して「はい。これ」と何かを門番に見せた。
すると2人の門番は「し、失礼しました!どうぞお通りください!」と『ビシッ』と直って馬車が通るのを見守っていた。
王都内を少し走って二つ目のくぐったら馬車が止まった
俺は屋根から降りて背伸びをしているとミリーアが「今回の護衛引き受けて頂いてありがとうございます。」とお礼を言ってきた。
ミリーア「報酬ですが何かご要望はありますか?」
俺「この世界の地図と少しのお金でお願いします。」
ミリーア「わかりました。」
スーシャ「ミサイ様このあと用事がおありですか?」
俺「ああ、冒険者になろうろ思ってる。」
スーシャ「そうですか。お気おつけて。」
ミリーアが報酬の地図と小袋を持ってきた。
ミリーア「こちらこの世界の地図とこの国の地図です。そしてこちらは金貨を10枚ほど入れて置きました。それとこちらをお譲りします。」
そう言って500円玉サイズのメダルを渡してきた。
ミリーア「こちらは私の家の家紋があるメダルです。検問所などで見せると素通りできます。」
俺は報酬とメダルを受け取るとお礼を言った。(絶対に多いと思ったので金貨5枚くらいをこっそりミリーアのポケットの中に入れて返しておいた。)
ミリーア達と別れてから俺は地図を見ながら冒険者ギルドに向かった。
冒険者ギルドの中に入ると一瞬複数の視線が集まったがすぐに元に戻った。
俺は周囲に警戒しつつ受付を行なった。
受付嬢「三佐井様でよろしかったですか?」俺「はい。」
受付嬢「わかりました。少々お待ちください。」
俺がカウンターで待っていると受付嬢が「こちらにどうぞ」となぜか別室にうつされ、椅子に座らされた。
(なぜ別室に移されたのか)とかを考えているとドアが開いてさっきの受付嬢と見るからに強そうな筋骨隆々した大柄な男が入ってきて対面に座った。
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初めまして。趣味で始めました。
誤字等がよくあります。ご了承ください
また、この作品を評価していただけると幸いです
※更新は不定期です。時々編集します。
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