第15話 ジュンの謀(はかりごと)
ケトル族の変異種、自分で命名したジュンは、樹海の外れに潜み慎重に人間を観察した。
冒険者のタグを見せると門を通れるが、門を入らないと冒険者に成れない、門を入るには身分証が必要、人間ですら無い私に身分証など無いし賄賂の金貨も無い、現状詰んでる。
樹海に入って来るのは、殆ど冒険者と言う職業の者、判別は冒険者が首に着けてるタグで分かる。
希にタグを着けて居ない子供が来る事が有った。
会話から、王都に住む? 孤児達と判明「この集団になら入れそう」そうジュンは思い接触する機会を伺って居た。
冒険者と違い、不器用に薬草採取する孤児達に、接触のチャンスは今しか無い! そう思い近付こうとした。
前から堂々と接触しないと、後ろからでは驚かせ不信を買う。
「危ない!!」孤児達の後ろを見ると、コボルト(直立の犬で、ケトシケトルと敵対してる)が襲う素振りをしてる。
創造神の加護を授かった私は、丈夫で俊敏に動く身体をしてる。
何が起こったか分からず硬直してる、子供達を素通り、孤児達に気を取られ私に気付いて居ないコボルトの喉をナイフで切り裂いた。
血を吹き出し倒れるコボルト。
その頃、やっと状況把握した子供達「あ、ありがとう?」
お礼を言う孤児のリーダーが怪訝そうにしてる。
最もな反応だ。
母ちゃんの思い遣り、毛の無い私に縫ってくれた、モコモコ毛皮のズボンに、モコモコ毛皮の上着で全身を覆って居る、当然顔を隠すモコモコフード付きだ。
腰のベルトもモコモコ毛皮、モコモコ毛皮の鞘にゴツイナイフを持った80㎝程の小さな少女(生後1ヶ月幼女)が私だから。
人間規準でも5~6歳? 100㎝程で成長止まるけど。
「小さいのに凄いな! 俺は孤児のボスイズルだ、助けてくれてありがとう!」
「ジュン、孤児だ! 樹海で暮らしてる」
「孤児? 俺達の住み
「樹海に一人は飽きた、一緒に行っても良いのか?」
「孤児なら仲間だ! 強い仲間が出来て嬉しいぞ」
「コボルトどうする? 干し肉に加工すれば食えるぞ」
「コボルトが食えるのか? 知らんかった」
接触は最善の形で出来た。
王都門も、孤児達と一緒なら難なく素通り出来た。
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