日本一の城にいた女城主

みなさん山城は、いろいろありますが、日本三大山城を知ってますか?


一つは、奈良県にある高取城、もう一つは、岡山県にある備中松山城びっちゅうまつやまじょうです。


備中松山城は、ご存知の通り国の重要文化財の天守閣があるので知名度が3つの中では1番あります。


今回紹介するのは、岐阜県、恵那市えなしにある岩村城です。


この岩村城は、日本一標高が高い場所にあるのですが、あまり知名度がありません。


標高がなんと717メートルに位置しているのです。


山城は、どちらかというと、戦いに向いた城なので、ある程度平和だった江戸時代には、向いていないのですが、明治まで岩村藩という藩がここにあったので、日本一標高が高い場所にある藩でした。


現在はその山のふもとに、表御門、平重門、太鼓櫓たいこやぐらが木造で復元されてます。


藩校の門と釈奠せきてんの間という藩校の一部が現存していて、藩主邸宅跡に移築してあります。


本丸近くまで、車で登ることが可能ですから、717メートルも山歩きは無理という方も大丈夫です。


山城ですから、斜面に沿って石垣が佇む姿は壮観です。


また、この城跡の麓には、菖蒲園がありまして、十三種10000本の菖蒲が綺麗に咲き誇ります。



この岩村城は、戦国時代に織田信長の叔母のおつやの方が城主を務めたのが有名です。


(一応、城主がいるのですが、幼い子供だったのでおつやの方が事実上の城主)


しっかり政務や戦いもこなしていて、すごい女性だったことがわかります。



男社会の当時にしては、珍しく女性が城主になる。

今でいうと女性政治家がここにいたんだとみなさんに知ってもらいたいです。



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