作品10:『ナイスバルク! 〜筋肉に愛された少女と筋肉を愛する冒険者の物語〜』 縁代まと・著
抽選日時:8月25日 17時
応募総数:38
有効応募数:18
ナイスバルク! 〜筋肉に愛された少女と筋肉を愛する冒険者の物語〜
縁代まと
https://kakuyomu.jp/works/16817330654363496521
全1話 完結作品
9465文字
ジャンル:恋愛
この作品を一言で表すなら、常識では有り得ないギャグ小説です。
全体的なイメージとしては、古くは『Dr.スランプ アラレちゃん』、最近のものでは『ダンベル何キロ持てる?』といったところでしょうか。特に後者の影響をかなり色濃く受けているのではないか、という印象を受けます。
短編ではありますが、物語は世界の設定の話から始まります。ここは魔法中心の世界で、腕力 (筋力・筋肉) は重宝されません。主人公の少女シェラは、そんな世界の中でも何故か筋肉に憧憬を抱き、鍛え続けていたようです。物語序盤に筋トレをする描写は一切なく、単なる「才能」の一言で片付けていますが、自然に筋肉が付くわけがないので、日常生活の中で密かに(?)トレーニングを積んでいたものと思われます。かくいう自分も、昔は体を鍛えていまして、腹筋などは軽く毎日300回やっていた時期もありました。当時はシェラのように、腹筋が8つにも10にも(腹斜筋なども含めて)それ以上にも割れていました。才能とは無関係で、筋肉なんてものは普段からの努力・筋肉トレーニングでしか付かないものです。逆に毎日鍛錬していれば、誰にでも容易く付けられるものです。
そんなシェラでしたが、たまたま遭遇したモンスターを自慢の怪力で撲殺します。初めて出会う相手に一切恐怖を感じる事もなく、躊躇う事もなく……。そして、その様子を陰から見ていた魔法使いの男性に一目惚れされます。無茶苦茶なギャグ展開!? 因みにこの男性は、筋骨隆々のミチオさんとは似ても似つかぬ優男風です。似ているのは口調と言いますか、特徴的なセリフと、筋肉むき出しの時以外の普段の優しそうな雰囲気です。なお「サイドチェストォー!」とは叫びません。
挨拶をすれば地震を起こし、謝罪すれば地球を割り、海で泳げばモーゼの十戒よろしく水が真っ二つになってしまう。まさにアラレちゃんのようなハチャメチャ展開で、難しい事は一切考えません。「それで~いいのだ~♪」と明らかに違うアニメも出て来てしまうぐらい、ギャグ全振りの作品でした。
「仕上がってるよ、仕上がってるよ! ナイスバルク!」
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