第二章 《小学校》
第9話
あれから、一年が経った。
私は6才になり、今日の入学式で正式に小学校に通うことになる。
ちなみに、お父さんは、大学まで私を人間界にいさせるつもりだったようだ。
私も、人間界での生活を気に入っているから、異論はない。
小学校は一体どんな場所なのだろうか。
幼稚園の先生方はやけに慌って、大んしくしさいとか、迷惑をかけないようにとか、ずっと気にかけている。
とはいえ、私も心の中が荒れている。
まったく未知の世界に、足を踏み入れるのだ。
遠くの青空を見つめなから、私は思いを馳せていた。
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