第2話


「この希海に任せなさいよ!」


 私は希海。5才の天使なの。かわいいでしょ、えへへ。

 最近はね、困ったことがあるの。みんなにね、やらせてやらせてって頼んでるのに誰もやらせてくれないの。ひどいと思わない?

 希海はもう5才だもん!それぐらいできるのに!


 だーれも、任せてくれないの!

 ひどい!


「最近の希海さまはやりたがりね。」

「創造神さまもお忙しいみたいだし、どうしようかしら。」


 みんな、私をはれもの扱いしてるみたい。

 ひどいよ!かなしいよ!


 だって、周りの同年代の子たちはもうお手伝いしてるんだもん。


 ・・・私じゃいけないの?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る