常花の桜

@antedeluvian

常花の桜

4月17日は乃木坂46川﨑桜さんの誕生日だ。


川﨑桜の「かわ」は「かわいい」の「かわ」である。


彼女はアイドルに相応しい存在だ。

なぜそう言えるのかを川﨑桜さんの魅力から見ていきたいと思う。



~~~



2022年4月1日、5期生として最後にお披露目されたのが川﨑桜さんだ。

そもそもが5期生オーディションがサーバーダウンの影響で締め切りを1日延長したというニュースを知って応募を決めたという運命的な人だ。


怪我をして旅行に行けなくなったり、大学の提出物の締め切りを間違えていたりと、普段はツイてない人だから、乃木坂46になるのに運を使ったタイプのメンバーだろう。


目を引く長い黒髪は、それを綺麗に維持するだけでも彼女の美意識の高さがうかがえる。

彼女はメイクもファッションもアクセサリーも強いこだわりを持っている。


そういった美意識はアイドルとしての活動に大きなアドバンテージをもたらすだろうし、雑誌の専属モデルとしての起用も遠い未来のことではないと感じる。


愛らしい顔、聴く者の心を搔き乱すような可憐な声、常に美的センスを磨き続ける探求心……女の子としてのかわいさを凝縮したような人、それが川﨑桜さんだ。


かわいらしい声といえば、さくラップともいわれる彼女のフロウは絶妙な抜け感を与え「アトノマツリ」の北川悠理さんのポジション、そして、「あと7曲」のオリジナルメンバーへの参加と、その存在感は名実ともに証明された。



「彼女を支えたい」と思わせるような儚さのようなものも醸し出す彼女だが、川﨑桜さんの真の魅力は、外面的な魅力とは別のところにある。



彼女は折れない強い心を持っている。


彼女の精神を貫いているのは、フィギュアスケート通して叩き込まれたアスリート的な魂だ。

もともと負けず嫌いな彼女だ。そこにアスリート的な思考が加わることによって、強靭な精神力を持つに至ったと想像する。


彼女の外面的なかわいさと内面的な強さのギャップ、そこから発される真っ直ぐ言葉に、彼女を舐めてかかっていた人間は意表を突かれることになる。


彼女の内側に真っ直ぐ通った凛とした強さは、多くの人の心を惹きつける。


今では乃木坂46の中では当たり前になってしまい、我々は感覚が麻痺してしまっているのだが、アイドルと学業の両立は並大抵のことではない。

高校では芸能活動が禁止され、その影響で5期生への合流が遅れてしまったが、そのような苦しい期間も乗り越え、グループの中心的なメンバーとなったのは彼女の強さによるものが大きいだろう。


人見知りで緊張しいの彼女ではあるが、活動を通してそういった一面を根底にある強い心が凌駕するようになり、彼女の魅力を抑えてしまう要因が小さくなっていった。


彼女のひたむきな強さは、時に妙に主張を曲げない謎の自信となって面白さを提供する。

その辺りは彼女が憧れている遠藤さくらさんに通ずるところがあるかもしれない。


元来、彼女は人が好きなのだと思う。


ラジオでは、メンバーの中でも随一と言っていいほどのトークスキルを発揮する。彼女は自分をお喋りだという。

トークによって自己を開示することは、人との関係性を築き上げていくうえでとても大切なことだ。


人を好きでいる心があってこそ、人間は自己を開示するものだ。


だからこそ、彼女は他人の話にも耳を傾け、自己研鑽の糧とすることができる。

それは現在公演中の乃木坂46版セーラームーンミュージカルの稽古期間を見ても見て取れる。



また、彼女は人をよく見ている。

その人の本質のようなものを見出すことに長けている。


特に梅澤さんのかわいさの見出し方は、もともと私が感じていたポイントほとんどそのままで酒を酌み交わしたくなった。


そのことはさておいて、彼女が人をよく見ているのは妹を持つお姉さんとしての気質があるからだろう。


これまでの人生、そして乃木坂46での活動において苦しみを感じる状況に立たされることが多かった彼女だが、6期生の入って来るこのタイミングでさらに存在感を増すであろうことは容易唯に想像ができる。


辛い境遇を理解し、人の本質を見抜く力のある面倒見のいいお姉さんというのは、後輩にとってはありがたい存在である。


辛い境遇を理解するからこそ、そういう立場の人の助けになろうと心を砕いてくれる。そういう存在がそばにいることは、他のメンバーにとってなによりもありがたいことだ。


真に強い者は常に優しくあれる。

彼女はそれを体現している。


先輩をして「後輩力がある」と評される彼女だ。

彼女はこれからの乃木坂46の中で先輩と後輩を繋げるようなキーパーソンになっていくことは疑いがない。



外面的な可憐さを支える内面的な精神の強さ。

それはこれからのアイドル人生を乗り越えていくのに大切なもので、彼女をさらに花咲かせる源になるだろう。



written by antedeluvian

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