第2話【最期の欠片の在り処】

ルア☆それって…


ルナ☆いつも迷惑な生き物よね


ルア☆んーそうなのかな?


ルナ☆そうよ。人にいたずらに勝負を挑んだり、かと思えば思い出したかのように人に優しくする


ルア☆きっと人の事が好きなんだと思うけどなぁ。


ルナ☆気まぐれなのよ。ダルが可哀想


ルア☆ダルのことお気に入りだもんね


ルナ☆ダルは何も知らない。だからあんなに足りない欠片を必死に補おうとしている。


ルア☆だからあの人…書庫の管理人になったんじゃないの?わざわざ本の妖精にならなくても良かったんじゃない?


ルナ☆そうね…でも結局最後は離れるくせに…人と妖精は共に居られない


ルア☆離れたくないから落ち込んでるんだね…


ルナ☆きっと決意したんでしょ。ダルの探している最期の欠片を与えるための。


ルア☆最期の欠片…


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