第3話【御加護があらんことを…】

ルア☆マレさん早く帰ってきて欲しいよね。マルスもリュヌもずっとずっと待ってるんだもん。


ルナ☆そうね。どうか。アマランテの御加護がありますように。


ルア☆それ、マレさんもよく言ってたよね?やっぱり海の女神だから守ってくれるの?


ルナ☆絶対とは言いきれない。


ルア☆なんか変なの。私たちが言えたことじゃないけど。


ルナ☆もしかしたらアマランテも心を乱されて迷子になっちゃったのかもしれないね。


ルア☆神様は絶対じゃないもんね。


ルナ☆でも見届ける義務はある。だって神様だから…


ルア☆だから…ここに来たの?


ルナ☆そう。かなしいことが起きるから。せめてここにいなきゃいけない。


ルア☆呪われた月の神様は助けてくれる?


ルナ☆さぁ?どうかな…どっちにしても見届けてすべきことをするだけ。


ルア☆神様は気まぐれだね。


ルナ☆そうね。月が見えない長い夜がすぐそこにきてる…


ルア☆どうかアマランテの御加護ごかごがありますように…


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