(四)-6
「違うのか」
「あの女は転生できなかったのだ。だから我が代わりを務めた」
周囲でサークルメンバーの先輩たちがガーゴイルを次々と倒していた。傷ついたガーゴイルたちが空へ飛び去り逃げていくのが、見えた。そして先輩たちは、グレーターデーモンに刃を向けた。
その様子に気づくと、デーモンはなにやら呪文を唱え始めた。俺たちがいるよりも外側の周囲の地面に魔方陣が浮かび上がり光り始める。
次の瞬間、低いうなり声を上げながら魔方陣の上の中空からグレーターデーモンと似てはいるが違うデーモンが次々と落ちてきた。そのうちの何匹かは着地に失敗してずっこけていた。グレーターデーモンと容姿は似ているが背はそう大きくない。
(続く)
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