(三)-2
しかもちょうど今、オタク君が立ち上がって、鼻息を荒くしながら自己紹介を終えたところだった。
そして息を切らしながらオタク君は座った。
マコト先輩が笑顔をオタク君に投げる。すると、先輩は、突然立ちん坊になっている俺の方へ振向いた。
「あ、じゃあ、次は君が自己紹介、しよっか」
そう言う先輩の笑みはマジ最高でっす! 転生できて良かった! 閻魔様、ほんまおおきに!
そしていざ自己紹介を始めようとしたちょうどそのときだった。公園の遠くの方で悲鳴が聞こえた。
(続く)
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