トラックにひかれて別の世界線に一緒に転生した憧れのカワイイ系パイセンが実はグレーターデーモンだった件

筑紫榛名@次回1/19文学フリマ京都9

(一)

 俺の名前は武州唐沢寿彦、一八歳。大学一年生だ。今日は何でもアリのイベントサークル「ウルトラフリー」の有志による新勧コンパを兼ねたお花見イベントに参加するために、ここ、丸山公園に来ている。園内に百本以上植えられた見頃を迎えた桜の花は見事に咲き誇っていた。

 特に趣味もなかった俺は、どのサークルに入るか迷った。しかしこのサークルに顔を出して、俺はそのときピンと来たのだ。このサークルに入ろうと!

 それはこのサークルの新入生勧誘の時に見かけたマコト先輩を見かけたからだ。マコト先輩は相模大野真琴という名前の二年生だった。


(続く)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る