第7話 ヒーローショー②後編
····歩美さんがヒーローショーに出てる〜
歩美さんが僕に気づいて一瞬気まずそうにしていたが、プロ意識が高いのかすぐに元の表情に戻った。
しばらくしてヒーローショーが終わった。
クオリティが高くて面白かったけど歩美さんの方に目がいってしまって正直に言うと集中出来なかった。
····まぁ別の日に行ってまた同じヒーローショーを観よう。
ヒーローショーも終わったから家に帰るか。
でもその前に売店でヒーローショーのグッズを買おう、グッズはオタクの嗜みだから。
売店でたくさん買ったら持ってきたカバンがパンパンになった。
満足して売店から出たら歩美さんがいた。
「歩美さ〜ん、久しぶりですね。」
「久しぶりですね木毛尾さん。」
「そうですね。あの聞きたいことがあるんですけど、L●NEってどうなりました。」
「どうなりましたとは?」
「いや、あれからメッセージがなかったので。」
「あ〜そういうことですか、あのとき言ったのは全部社交辞令ですよ。」
「えっ?」
「真に受けたんですね。わざわざあなたみたいなブサイクな男にかまけている時間はないのでこれ以上付きまとわないでくださいね。」
「えっ?」
「頭も悪いのか!痴漢に助けられたのは感謝してますけど、私に関わらないで!さようなら。」
「そんなぁ〜」
歩美さんはいなくなった。
関わりたくないのはわかったけど、正面で言われたのはショックだった。
その後トボトボと家に帰った。
ヒーローショーのお姉さんに恋するキモオタ〜平行世界 メタボ戦士 @doob7m
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ヒーローショーのお姉さんに恋するキモオタ〜平行世界の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。