ワッショイ
…
黙ってないで 名前お願いします
は はい ネネはいかがですか?
まぁ 良いでしょう
みんな いったん静かに端に寄ろう 他のモンスターに見つかったら面倒だから
ネネ こいつらが仲間
私 ミスズ よろしくね
俺はアモラだ よろしく
寝てる この子がワタルで 俺がマイケル よろしくな
皆さん お世話になります
さて 村まで戻ろうか と思ったが何か声が聞こえたような気がした 辺りを見回す
ん!? あれは足? 少し離れた草むらから ちょっとだけ足らしきものが見えた
近付いてみる すると小さな うさぎが瀕死の状態で倒れていた
これは もうダメじゃないかな
そうですね
俺はモフヒールLV3を使った だが全く反応がない
スキルポイントは沢山ある 俺は迷わずモフヒールを最大のLV10にした
この子を助けたい ただそれだけだった モフヒールLV10を使った 頼む回復してくれ!
反応はない
俺は モフヒールLV10を何度も繰り返す
あっ 顔色が良くなってきたよ!
呼吸も落ち着いてきたみたい
まだまだ安心はできない この子が心配だ 今夜はここら辺で夜営しよう
私がここら辺だと比較的 安全な場所を知ってますので そこに行きましょう
疲れたな スマン 先に寝かせてくれ
マイケルはうさぎの隣で寝ている
優しい人なんですね
あぁ 良い漢だと思うぜ
美味しい物も食べさせてくれるよ!
でも あのことは許してないんですからね ネネはマイケルの頬を指先でつんと触れた
朝 俺は目覚めた瞬間 隣のうさぎと目が合った
回復したのか? 俺は優しく うさぎに触れる 念の為 モフヒールLV10をかけてみる
うさぎは起き上がり俺の手を舐める
良かったぁ 回復したみたいだな
わっ 元気になったね
みんな 起きてきた
ねぇ その子 仲間にしないの?
もう 枠がないんだ もう1人仲間にするには かなりLV上げないといけないと思う
そうなんだー
よし 村に戻るぞ
うさぎは足もとに 引っ付いている
連れていけないんだ ごめんな うさぎに優しく触れる
しばらくしたら うさぎはトコトコ離れて行った 少し離れた所から こちらを見ている
元気でなー そう言うと うさぎは草むらに消えた
久しぶりの馬車 お尻が痛い これは慣れそうもない
あの後 村に戻り馬車に乗る もう12日間 揺られている
マイケル お城 見えてきたよー
遠くから見ても 大きなお城に 高い壁 都市自体もめちゃくちゃデカい
うわー 門に人が沢山 並んでるよー
なんか 様子おかしくないか?
何が?
殺気だってるというか ほら今の 騎士団が100騎ほど出て行った
いろいろな装備をしてる あれは冒険者の集団だな 皆 同じ方向に向かったぞ
門まで近付いてきたら 大きな声が聞こえた 冒険者ランク3以上の方いらっしゃいませんかー!
いらしたら こちらに来てくださーい
冒険者ランク3以上だってよ
話だけ 聞くだけでも 行ってみるか
俺たちは冒険者ランク3だ
おお では そこの大きなテントの中に お入りください
どうするの?
今 テントから冒険者が出てきたな さっきの騎士団や冒険者と同じ方向に行くみたいだ
まぁ 大丈夫だろう テントに入ろう
テントに入ると 1人の男が座っていた
初めまして 私は王都ヒィロのギルドでサブマスターを務めさせていただいておりますキュマロと申します
サブマスターですか 俺はマイケル 冒険者ランク3見てのとおりのテイマーだ
単刀直入に言います
北東にあるダンジョンでワッショイ発生 その対応の為 緊急にランク3以上の冒険者を集めています
相当な数のモンスターが溢れているとの情報が入っています
大変危険で死ぬ確率も高いでしょう
それでも今 止めなければ被害が甚大なものになるでしょう
この件 市民の皆さんはほとんど知りません
どうか 力を貸していただきたい
キュマロさん 少し仲間と話す 時間をください
わかりました
テントを出て みんな 俺はこの話 受けたいと思う
マイケルが良いなら良いよ
俺も問題ない
我の伝説が増えるな ふふふ
私もかまいません
ありがとう
テントに戻り やることにしたよ
そうですか ありがとうございます
北東を道なりに2時間ほど進んでいくと小さな砦が見えてきます
そこではランク3の冒険者達が守っています 自分たちの判断で臨機応変に動いてください
本当に危なくなり 無理だと思ったら 城まで退いてください
わかった 行ってくるよ
ご武運を
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