ハコブネ~天才達が転生した舟~

@coffeeboy

プロローグ

プロローグ1 殻の中

「今日は転校生を紹介するぞぉ」


 月曜日の朝一。教室に入って来た教師は唐突にそんな事を言った。ぶっきらぼうな声だった。

 転校生……その言葉で、クラスはたちまち騒がしくなる。


 その頃俺は、未だ休日の眠気を引きずっていて、机に突っ伏していた。

 頭がぼーっとする。無気力で憂鬱だった。


「おい冴根。今くらい起きとけ」


 教師は俺を名指しした。これぞ現代の晒上げである。

 口答えも面倒なので言われた通りにスッと顔を上げた。俺にしては迅速な判断だったと思ったが、教師はお構いなしにしかめっ面だ。

 たかだか生徒が、たかだかホームルーム中に寝てたとして、何故そんなにムキになるのか……その時ばかりは疑問に思う。


 また丁度その時、クラスの端々から示し合わせた様なせせら笑いが起きた。

 根暗でコミュ障で、ちょっとばかし醜悪な容姿の俺を、こいつらは寄って集っていつも笑いものにする。その愚行、一日も欠かされた事は無い。よく飽きないものだ。彼らの生き甲斐なのだろうか。

 こんな腐ったクラスに招かれる転校生が、俺は不憫でならない。


「入ってきなさい」

「はい」


 教師に呼ばれ、とうとう転校生が入室した。


 ソイツは、嫌になる程の美少年だった。

 髪が長かったので一瞬女と見紛うたが、華奢とは言えない体格をしていて、男子の象徴ズボンまで着用していたので男で間違いない。もしも、ズボンではなくスカートを履いていたなら、誰も彼の性別を見抜けないだろう。

 それほどまでにソイツは、中性的な美少年だった。


「当たりじゃん」


 クラスから不意にそんな声が上がった。

 お前らには、クラスメイトの”当たり外れ”があるのか。ならば俺は”外れ”なのだろう。


「青野(あおの)照隆(てるたか)って言います。これからよろしくお願いします」


 彼は明瞭な声で自己紹介を始めた。新天地に臆する様子はなさそうだ。余程胆が据わっているらしい。

 その後青野は奥の席に着いた。当然、周りの奴らはキャッキャッウフフと持て囃す。クラスに人気者が生まれた瞬間だった。



 それから昼まで、青野は忙しそうにしていた。節操のない連中からの質問攻めを食らっている。

 何処出身か。アメリカに長く居たらしい。帰国子女だ。

 恋人はいるのか。いないと言う。向こうでは馴染めなかったらしい。

 どれもこれも、女子からしたら百点満点の答えだろう。キャーキャーと騒がしい。そんな俗物にも青野は嫌な顔一つしないのだから見上げたものだ。


 かく言う俺も忙しかった。購買までDQNの昼飯を買いに行っていたのだ。そう、俺はパシリにされている。今に始まった事ではないが、転校生の人気っぷりを見ていると、途端にこの日常が疎ましくなる。


「遅せぇよ」


 弁当を差し出すなり、DQNにそんな事を言われた。恩知らずな奴だ……。お前みたいな奴は地獄に落ちろ。


「なんだぁその顔? 文句あんのかよ」


 前時代的すぎる強面だ。こういうのは挑発しない方がいい。俺は攻撃を食らわない内にその場を離れた。その頃には昼食タイムも終わるので、結局いつも俺は飯を食えなかった。



 午後の授業は体育。俺の苦手な科目だ。より正確に言うならば、中学ぐらいまでは好きだったが、今は嫌いになった、といった感じか。体育というのはいつも、クラスの中心に居れる様な明るい奴だけが楽しむ科目だ。高校になって、それを強く実感した。


 故に俺は参加せず、静かな木陰に座っていた。どのみち参加したとて、活躍は出来んし甚振(いたぶ)られるのがオチなのだ。


「君も見学?」

「……あぁ」


 その日は珍しく、俺以外にも見学者がいた。

 例の転校生、青野照隆。体育限定の貴重なジャージコスチュームである。女子が見たらキャーキャーと騒がしくなるだろう。想像しただけで耳が痛い。それにしても相変わらずの美少年っぷりだ。眩しすぎて嫌になる。


「隣、良いかな?」

「あぁ」


 そういって青野はすぐ隣に腰を下ろした。コイツからはさわやかな香りがする。イケメン転校生は匂いまで完璧らしい。


「僕、青野照隆。君の名前は?」

「冴根(さえね)仁兎(にと)」

「そっか」


 青野はニコニコとしていた。俺は愛想が悪いので、笑顔を返そうとはしない。それでもコイツはニコニコとしている。こういう奴と話していると調子が狂うんだよ。


「君は参加しないの?」

「しねぇよ。体育なんておもんねぇし」


 何のつもりか知らないが、青野は淡々と質問を繰り返した。本当にコイツはコミュ力とやらが高い様だ。

 だいたいなんでコイツは見学してんだ。体育なんて人気者の晴れ舞台だろぉが……あぁいや、人気者は日常生活が晴れ舞台か。


「ふふ」


 急に青野が笑う。さっきからニヤニヤしてはいたが、とうとう声を出して笑いやがった。俺の顔の醜さに気付いたらしい。と卑屈で面白みのない事を考えてみる。


「んだよ。俺の顔が可笑しいか?」

「んーん。暑いなぁって」


「あぁ。まぁ夏だしな」


 よく見れば、青野は額にびっしりと汗をかいていた。頬を赤らめ、その頬に髪が張り付いている。瞳もぼんやりとしていた。コイツ熱中症か? 健康管理くらい自分でしろよ。



「……どうして、君は聞いてこないの?」

「は?」


 あれやこれやと考えていると、不意に青野が要領を得ない事を問いかけてきた。無論、俺は「は?」と言うしかない。


「何がだよ」

「僕、ジャージ着てるんだよ? 夏なのに、長袖長ズボンだよ?」

「……別に、そういう奴もいるだろ」


 日焼けしたくねぇ奴とかな。


 俺の返答を受け、青野は途端に静かになった。ついでに薄っぺらい笑顔も消える。何か気に触ったか? まさか心配して欲しかったのか? だとしたらコイツ、クソめんどくせぇな。

 そんな事を悶々と考える。やはり俺は性格が悪い。


「……もうすぐ終わるね。授業」

「そうだな」

「あのね、今度から僕のこと“テル”って呼んでくれない? 照隆(てるたか)の“テル”」


 勿論めんどくさいと思った。あだ名とか、中学までの文化だろ……。

 しかしまぁ、食ってかかるのも可笑しな話だ。流石に、そこまで社不ではない。


「おっけー……」

「えへへ。約束だよ?」


 無気力な返事をしたつもりだったが、青野は晴れやかに笑った。コイツはよほど素直で扱いやすい。こんな純粋ボーイにまで嫌われたら、いよいよ俺はお終いだな。コイツにぐらいは嫌われたくはない、なんて格好つけたダサい事を考える。

 あだ名で呼ぶ努力、始めるか。これぞ近年稀に見る、俺の能動的な一幕であった。



 その翌日から異変が起きた。

 俺はいつもの様にDQNのもとに向かった。俺は今更逃げも隠れもしない。これ以上の無理難題を受け付けない為に、従順に振舞い続けるのだ。そう、思っていた。


「え? もう買って来なくていい?」

「あぁ、別の奴捕まえたんだよ。おめェよりボンボンだぜ」


 DQNはヘラヘラと笑っていた。どうやら、俺以外の奴をパシリに任命したらしい。俺はもうお役御免だ。現実感が湧かず、少しばかりボーッとする。


「やった」


 率直な感想は喜びだった、果てに歓喜だった。幾数ヶ月続いたパシリ生活が、突然終焉を迎えたのだ。



「今日はちょっと贅沢飯だな、へへ」


 DQNの昼飯代が浮いた。その分、俺の飯が豪勢になる。ラーメン。豚マヨ丼。定食。こうして見ると食堂は天国だった。


「あぁ~けど、一人で食うのは肩身狭いか」


 天国とはいえ、陰キャにはアウェイな空間だ。独りで細々食べるのなんて、とても考慮されていない。

 折角だ、テルでも誘おう。きっと今頃、教室に居て女子にでも囲まれている事だろう。そうして俺は、一目散に教室に戻る。



「お、やっぱ居るじゃねぇか」


 俺の予想は的中する。

 教室に戻るや否や、テルも教室に帰ってきた。グッドタイミング。そんな彼は小脇には購買の弁当を抱えている。

 弁当を、抱えている……。


 弁当食うのか? となると食堂には誘えない。折角舞い戻ったというのに、間が悪い。バッドタイミング。仕方ねぇ、一人でパパッと食ってくるか。


 そうして教室を去ろうとした、その時だった。


 テルは抱えていた弁当をあのDQNに手渡した。俺をパシリにしていたDQNだ。アイツと一緒に食うのか? と、思ったが、そういう訳でもない。傍から見ていると、その光景はやけに仰々しかった。


 そうか。俺の身代わりになって次の標的にされたのはテルだったのか。瞬時にそういった思考に至る。しかし俺はアイツを止めなかった。止められなかった。


 俺は逃げるように教室を飛び出した。



 それから数週間後、我が高校は夏休みを迎えた。

 約一か月の長い休みだ。俺はクーラーの効いた部屋で専(もっぱ)らゲームに明け暮れた。そうなれば、そんな期間は一瞬で過ぎ去ったのだった。



「よぉ仁兎(にと)! 一緒に帰ろうぜ~」

「は?」


 そんなこんなで高一の秋になった。つまり、高校初の夏休みが終わり、あまりにも憂鬱な時期が訪れたのである。そんな時に奇跡が起きた。

 俺に話しかけてきたのは、クラスの中心でいつも馬鹿やってるサッカー部の陽キャだった。決して悪いヤツではないが、俺は苦手だった。住む世界が違うし、なによりちっとも趣味が合わない。話した事すら無いのであくまで予想だが、きっと趣味が合わない。


 ……そんな奴がいきなり“一緒に帰る”だと? どんな風の吹き回しだ。


「いいのか? 部活一緒の奴とか居るんじゃねぇの?」

「そうなんだけどさ、俺いま足怪我してるじゃん? だから部活出れなくてさぁ」


 なるほど。

 怪我して休んでる間は部活の奴らとは下校時間が合わなくなったが、逆に帰宅部の俺とならタイミングが完璧で一緒に帰れると踏んだ訳か。一人じゃ惨めで帰れないと……ならいつも一人だった俺はお前の目にどう映っていたんだ。


「……まぁいいよ。とっとと帰るか」

「よぉし! お前買い食いするよな!? 途中のコンビニ!」

「おぉ……いいね」


 俺はヘラヘラとした。正直まっすぐ帰りたかったが、まぁ今日くらい付き合うか……。

 その時何だか、自分でも薄気味悪くなった。俺って愛想笑い出来たんだな。陽キャ特有の馴れ合いは、心底嫌いだったのになぁ。そんな事を不意に考えた。


「早く行こうぜ」

「おぉ」


 俺はソイツの歩幅に合わせて帰った。えらく遅い。見た目よりも足は平気ではないのか。

 時折知らない角で曲がるが、またすぐ見知った大通りに出る。その繰り返し。その間会話は尽きなかった。まだ残暑を感じる9月の帰り道だった。



「あ……おはよ」

「おう」


 翌日、テルと挨拶を交わす。いつも通り朗らかな表情だった。休みに入る前は俺の身代わりになったんじゃないか、という懸念をしたのだが、思ったより元気そうだ。とんだ思い過ごしだったらしい。

 そういえば、取り巻きの生徒はどうしたんだ。美少年転校生に飽きてしまったのか? 飽きるとか失礼だろ。


「あの、さ、今日一緒にご飯食べない?」


 もじもじとそんな事を打診される。

 そういえば、俺もそんな事を考えていた時期があったな……。


「いいな。食堂で食うか?」

「うん!」


 過去一の笑顔を見せつけられる。俺との昼食なんて、そんな大層なモンじゃねぇぞ。

 


 また翌日もテルに誘われる。また翌日も、その翌日も。

 俺以外に友達おらんのか? 俺も人の事を言えた質ではないが……まぁ快く思っているならそれでいいけども。


「ニトくん! 今日も一緒に食べない?」


 本日もいつもの様にテルから誘われた。しかし、今日だけは事情が違った。


「あぁゴメン。先約が居んだわ」


 実はクラスの陽キャに、飯に誘われていたのだ。半ば強引に誘われ、テルの事を思い出す隙もなく約束が取り決まってしまった。俺に悪気はない。別にテルとも、毎日飯を食おうと誘われていたわけでも無い。

 それにしても、クラスメイトの誘いを先約が居るからと断る。そんなの人生で初めてのやり取りだった。

 脱いじめ。それだけでここまで景色が変わるのか。俺は毎日が楽しかった。



「なぁ仁兎。なんで青野とつるんでんだよ」

「え?」


 食堂で不意にそんな事を聞かれる。初めは意図が分からなかった。別にいいだろ、と思う。

 しかし、”別にいいだろ”なんてぶっきらぼうな態度は取れない。嫌な奴だと、思われたくなかった。さて、どんな回答が相応しく、受け入れて貰えるだろう。


「な、なんとなくだよ……別に仲いい訳じゃない」



「なんだよ~そうなのか! 良かった~」


 ソイツは途端に安堵する。


「青野ってさぁ、なんか気持ち悪いよな、むかつくし! そう思わね?」

「え? あぁ、まぁ……」


 こういう陰口には慣れていた。なので普通の会話程度に捉えつつ、それはそれは上手い切り返しをした。こういった場面は、ヘラヘラしてはぐらかすのが一番いい。


「なぁまた明日も一緒に食おうぜ! 部活の奴らも呼ぶからさ!」

「あぁ……いいよ」


 人増えるんか……ちょっとめんどいな。まぁこの関係崩したくねぇし、適当にいなしとけば済むだろう。そんな軽い気持ちで俺は秋学期を過ごした。虐められてた頃よりもあっという間に時間が過ぎるのだった。


「俺ってこんなに社交的だったのか……」


 はたとそんな事を思う。



「おーい冴根! パスパス!」

「おお! 決めろよ!」


 俺がボールを蹴り出す。クラスの奴がそれを巧くトラップし、見事ゴールに運ぶ。

 今は体育の授業。いつもの様に見学しようとしたのだが、陽キャ共に手を引かれ、無理やり参加させられた。どうにでもなれという思いでボールを蹴る。秋も深まって来た十月ごろの事だ。


「ナイスアシスト! 冴根やるじゃん!」

「ナイスナイス!」


 あんなに嫌いだった体育が、今では心地よい。初めは不慣れなガッツポーズだったが、今では自然に出来てしまう。

 人生謳歌。この頃が俺の絶頂期だった。

 今になって思えば、あの日パシリ人生から抜け出したのが、大いなるターニングポイントだったのだろう。なにせその後は、周囲の陽キャに身を任せていただけなのだから。


「人生楽勝じゃん」


 もうすぐ文化祭だ。やがて女子との交流も深めていこう。俺のバラ色の青春は目と鼻の先だった。



「疲れた~……マジ教師うぜぇ」


 帰り支度をしていた所、偶然教師に呼び止められ、文化祭実行委員の手伝いをしろと居残り命令を食らった。生徒の事情よりも行事の円滑具合の方が重要かよ。

 おまけに気に食わないのが、肝心の実行委員が先に帰りやがった事だ。俺もバックレればよかった。しかも荷物が教室に置きっぱなしだ。俺の人生に淀みが訪れる。


「とっとと帰るかぁ」


 日本はもうすっかり夕暮れだ。人気の無い教室はおろか、廊下まで電気が消え始めていた。物憂げ物憂げ。生憎、こういうのには情緒も風情も感じない性格だ。味わう事なく速足で、俺は教室の荷物を取りに行く。


 その時だった。


 ギャっと、何かが裂けた様な音がした。空耳か、はたまたカラスかと思った。その場で音の正体を知る事は出来なかった。


「何だ、今の音……」


 音というよりは声っぽかった。まぁどうでもいい。もう教室に着いてしまった。


 俺の見立てでは、まだ教室に何人か生徒が残っていて、文化祭の準備を進めているんだろう、と思っていた。が、教室の電気はちゃんと消えていた。もう帰ったのか。どいつもこいつも俺を置き去りにしやがって。

 おまけに扉の隙間から、赤や黄のペンキが漏れ出ていた。誰かがひっくり返したのだろうか……だったらちゃんと後処理しろよ。


「失礼しまーす」


 ちょっとばかしひょうきんに扉を開ける。


 その時、俺はハッとした。

 教室に、おびただしい数の人間が倒れていた。よく見れば、彼らの腕やら脚やらが床に散らばっている。それは、見るも無残な死体の山だった。


「は? え……」


 彼らは、よく一緒に食堂に通い、共に体育で汗を流し、そして文化祭の成功を心待ちにしていた、俺の友達だった……彼らの死体だった。



「あ……ニトくん」


 ふと、聞き覚えのある声がした。

 明瞭な声だった。


「青、野……」

「……テルって呼んでよ。約束したでしょ?」


 彼は、この惨状の中で立ち尽くしていた。残念ながら、彼が生きていた。


「お前が、やったのか? テル」

「……うん」


 テルの声は途端に弱々しくなり、俯きながら答えた。彼の顔や服は、返り血で真っ赤に染まっている。


「ニトくんは気づいて……無かったよね。僕が虐められてたこと」


 その時ハッとした。

 いじめ……そういえば、そんな事もあった。


「虐められてたから……殺したのか?」


「僕は、自分の力で、自分の居場所を作ったんだよ。虐められるのは、僕の居場所じゃない筈だから。そうじゃダメだから」



「………………仕方ねぇだろ」


 ほどなくして教師が駆けつけた。彼らがこの惨状をどう受け取ったかは知らないが、その後瞬く間に警察がやって来た。その他の細かいことは覚えていない。

 そしてそれ以来、学校は年明けまで三か月間の休校を決断した。その期間は主に、生徒や保護者のメンタルケアに使われたらしい。


 一方の俺は、それ以来不登校になってしまった。何事にも活力が湧かず、ある種のトラウマとして、あの日の教室の光景が目に焼き付いていた。俺の人生は、見る見るうちに汚染されていったのである。

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