近況ノートリンク

「嫁入りからのセカンドライフ」中編コンテスト用に書いた小説です。陥れられたヒロインが、政略により結ばれた旦那様のもとで、自分の居場所を作り出し、力強く進んでついでに陰謀も解き明かします！

サインペン画です。PR用に色も塗ろうと思っていたけど、キリの良いところまで執筆するのに思いのほか時間が掛かって、挿し絵風白黒画でタイムアップとなりました(^^;

これはミステリー！？死神騎士に嫁いだネクロマンサー令嬢は、ついでに死者の謎を追う

✼••┈┈┈　あらすじ　┈┈┈••✼

冤罪を掛けられた一人の令嬢が、辺境の地へと送られた。

追放された彼女の名はエリーゼ・フォンタール。王族が神殿に囲い、聖女や神官の地位を与えて庇護する「癒し」の異能を持つ一族の一人だ。

ただし彼女は直系唯一の無能力者だった。

「癒しの力のないわたしでも、きっとわたしだからできることはあるはず」

そう前向きに生きる彼女だが、社交界では「遺骸と褥を共にするネクロマンサー令嬢」との不名誉な二つ名で呼ばれている。お陰でまともな恋の一つも出来ないエリーゼは、今日も心の中で血を吐く叫びを上げるのだった。

「わたしは同衾なんかじゃなく、まず恋がしたいのよ―――！」

――と。

ところが護送された辺境の地で待ち受けていたのは、冤罪事件が係わる陰謀を阻止するための「婚姻」。

しかもお相手は「死神騎士」の異名を持つ男。命を救う家業のエリーゼとは真逆に、隣国の兵士らを何人も屠って来た辺境伯嫡子バレント・ミシェルだった。

突然の計略で結ばれた２人の結婚生活は、すれ違い、勘違いの連続。しかしエリーゼは罪人の自分を厚遇してくれるバレントや、その領地に恩返しをしようと奮闘する。

その奮闘が、やがて王国を揺るがす陰謀を少しづつ解き明かして行く―――。

パワー溢れるエリーゼが幸せを手に入れる物語。

――果たして事件の真相や如何に！？

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