「無関係な死・時の崖」阿部公房

 古いあぶらを飲まされているような不快感でいっぱいの、短編づくしの一冊です!


 物語の雰囲気をいかに構成するか?というのは私の一大テーマでもありますが、汚いものがまとわりつくようなSFホラーの作り方は、この一冊から学べること多し、です!


 単に不快なだけでなく、終盤に謎解きを置くこと、物語の解答を見たのに「ああ、見なかった方が幸せだった……。」というやりきれない気持ちを発芽させられました。

 読んで数日経ちましたが、まだ気持ち悪いです!!!!!(誉め言葉)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る