花屋
花壇に家が一軒生えてきた。どこかの渡り鳥が種を落として行ったんだろう、煉瓦作りのお洒落な家でまだ10cmくらいだ。あまり大きくなると困るなあ、他に植えたいものもあるし。そう思いながら様子を見ていたら、やがて小さな煉瓦の家はどっしりとした三階建てになり、ある朝看板を出していた。
「いらっしゃいませ!」
花屋の種だったらしい。お近づきの印にと頂いた小さな小さなパンジーは、去年私が育てたものによく似ていた。
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