日本三大お伽噺の一つである『桃太郎』。
その『桃太郎』のお話が舞台となった岡山県には、元ネタとなる歴史的伝承がいろいろと伝わっているようです。その歴史的伝承に、日本神話に登場する神々とその時代に日本に流れ着いたローマ帝国の兵士たちを絡ませての、紗窓さまは全52話17万字の壮大な物語を書かれました。
ほぼ1年に渡って連載された物語の最後に、桃太郎の出自と鬼退治に加勢したその経緯が語られます。その仕掛けには、思わず「ああ、そういうことだったのか!」と呟いてしまったほどの、カタルシスを味わいました。神々と人間と魔物が混沌と存在する世界観は、まるでギリシャ神話のようです。ここまで書き込まれた作者さまの情熱と筆力に感嘆しました。