死んだ先は同じ世界でした。

第1話私は誰？

私は気づいた時には死んでいた。

なぜ死んだかはまだ思い出せない。

真っ暗で狂気を纏ってた

者に追い詰められた事は覚えている。

邪悪な存在。

私は前世はどんな種族だったのだろう。

周りを見て少しだけ分かった事がある。

それは。なぜか懐かしい場所と

空気感をなぜか感じている。

ずっと前から住んでいたようなー

どこか知らない場所には思えない。故郷の匂い。

でもどことなく、私が生きてた時とは

違う空気感を同時に感じる。

それは建物なのか。

会話のやり取りなのか。

それとも土地の影響なのか。

まだまだ謎だらけだ。

時は随分たったのか？それとも

そんなに変わらないのだろうか。

それすらも思い出せない。

自分の名前も。過去にどんな関係性があったのかもまだ分からないままだ。

無理に何かを思い出そうとしたら

頭が痛いだけだ。

だから何か思い出すまで待つことにした。

私を覚えている人とかいるのだろうか。

何も思い出せないけど、

自分を知るためにここから何か

始めようと思う。

私はという存在意義を。

過去記憶の先が悪や罪を犯に関係していても

思い出したい気持ちと。

知りたくないと思う気持ち。

この複雑な感情に流されながらも

生きていこうと思う。