第50話 ミペット ティーナ目線

ミペットを見たポーラさんとサリーさんはひと目で夢中になって飼うことにした。


ポーラさんは白い子、サリーさんは悩んでいたが、庭で働いて貰うつもりで親ミペット。青い子供はサリーさんお気に入りのイケメンさんに。初心者冒険者の一人が黒い子。


ポーラさんは無料で良いと言ったが、ギルドが絡んだので、ミペットを全部ギルドが買い上げて、代金をポーラさんへ渡し、希望者はギルドへ代金を払った。ミペットはジルがしっかり躾をして渡す事になった。


それで、檻ごと店で預かることになった。運ぶのはいつもの初心者たちでイケメンさんもついて来た。


勿論、サリーさんとポーラさんをエスコートしながら歩いていた。



ジルさんは躾けるのは得意だそうで、このミペット達は逃げ回るのを追い掛け回して捕まえたそうだ。


ただ、その時に屋根裏部屋を散らかしてしまったそうで、初心者たちがこんどこそ、片付けるらしい。


新しい飼い主は毎日、ミペットに会いに来て我が子と一緒に躾を受けた。


なにか特別な事をするのかと思ったら、ボールを投げてとってこさせるだけだった。


とても楽しそうで、しまいには飼い主も参加していた。サリーさんとポーラさんは参加を止められ、親ミペットはイケメンさん、白い子は初心者さんが仲間になって走り回っていた。




ポーラさんはシイロ、サリーさんはアイボー、イケメンさんはキラブル、そして黒い子はノワル。それぞれぴったりの名前を貰いった。そして、彼らはそれはそれは嬉しそうに去って行った。



そんなある日、騎士団がジルを迎えに来た。それにはわたしも一緒にとあった。



わたしはジルと離れたくない。ジルはわたしを決して離さないということで一緒に戻ることにした。


それからドリンクをたくさん作った。酒瓶にどんどん詰めてギルドに届け、セイレンさんちで多めに作り、酒瓶も届け、ホワイトドリンクショップにも積み上げた。


サリーさんとポーラさんが店番をして下さることになったのだ。無くなり次第お店は閉店だけど二人が管理してくれる。


サリーさんの庭にあったネバールをわけて貰い、途中で使う鍋も積み込んでわたしたちはこの街を出た。



種を貰った村に寄って、種のお礼をした。死んだおばあちゃんは、気に入った人に渡してくれとだけ言ったそうで、効き目はサリーさん情報だけ・・・・だとわかった。


作り手の願いがかなう・・・・・背が伸びるといいな。


だって、ジルを見上げるといまでも「まだか」って思うから背が伸びれば問題なくなるよね。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る