前世で呆気なく殺されたので異世界で学園生活を無双します。
@sakina_m
異世界へ
俺、神学尊しんかく たけるは県内でもそこそこ頭のいいと言われている高校に通っているごく普通の男子高校だ。
だが入学して数ヶ月、最初はとても楽しいと思っていた学校生活が変化してきていた。
例えば、学校全体で真剣模試という謎の模試に命をかけているのだ。
一週間に一回は真剣模試の対策集会を開かれ、おびただしい量の宿題をニコニコしながら突きつけてくる。
極めつけには先輩たちの過去の大学合格実績を胸を張って自慢してくる。(毎回同じ話のような…..)
そう、俺の学校はまさしく…
“自称進学校”いや”神学校”なのだ。
ある朝俺が早朝からある特別課外に行くために学校に着くと、校門の裏でうちの学校でも’変態教頭’で有名なクソオヤジ教頭がクラスメイトの女子にセクハラをしまくっていた。(内容は想像に任せます)
もちろんその子は嫌がっていたので、教頭の手を離させて無言で去った。
(トラブルに巻き込まれるのはごめんだ)
できるだけ干渉しないようにしていたが、後ろから視線を感じ続けていた。
授業が終わり部活動に行こうと更衣室に向かっていると、曲がり角からカッターを持った教頭が出てきた。
その時俺は一瞬で察した。
朝の口止めにきたんだ……。
『どうしたんですか、教頭先生』
もう用事は分かっていたが一応聞いておいた。
『………』
教頭は無言のまま立っていた。
ここはあいにく監視カメラもない。
俺はその時運命を悟った。
最後に全部言ってやろうと思い、今までの不満を全て口にした。
『こんな指定校推薦でしか合格実績稼げない高校に入ったのは間違いだったよ!!
こんなエロ親父が生息してるなんてきいてねぇーし!
せいぜい教育委員会にでも干されr……』
夢中になってたせいでまったく周りを見ていなかった、俺はこいつに刺されたんだ。
意識がだんだんと薄れて行く。
(次生まれ変わったら高校選びを間違えないようにしないと……)
『ハッッ!…..』
気がつくと俺は見覚えのない部屋のベットに寝ていた。
『これは夢なのか…..??』
俺は何が起こっているか全くわからなかった。
『俺さっきエロオヤジに刺し殺されたよな?』
ふといつも左腕につけていた腕時計を見ようとすると腕には時計はなく、部活動でできていた手の豆も無くなっていた。
その時階段を誰かが上がってくる音が聞こえた。
続く
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