切り抜き動画ならぬ切り抜き小説
呼吸するだけで金が欲しい
予感
8月29日。「世の同世代は宿題に追われているのだろう」なんて思いながらランニングシューズを履き、最大限に詰め込んだパンパンのリュックを背負い、最大限に詰め込んだパンパンのショルダーバッグを肩にかける。玄関の引き戸を家族に気づかれないようにそっと開け外に一歩踏み出す。
朝日がアスファルトを照らし、既に夏らしい気候である。蝉の鳴き声も外に出て一層大きくなった。
そっと玄関のドアを閉めて鍵をかけ、軒下に向かう。ママチャリのカゴにリュックを置き、チャリの鍵を外す。
ショルダーバッグが運転の邪魔にならないようにサドルにまたがり、思い切りペダルを踏み込んだ。
暑さこそあるものの、夏の朝を感じるそよ風が気持ち良い。
昨晩のうちに衣類、お菓子はリュックに詰め込んだ。貯金箱から全部財布に詰め込んだ。その他ティッシュ、ハンカチなども準備してある。どうせコンビニなどに適宜寄るつもりだ。必要に応じて買い足せば良い。
さぁ、出発だ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます