.132『Ria』:Sonnet

人類じんるいにはいささか いな あまりにぎた神器じんぎ

われる小振こぶりのはこは 声風こわぶり

ぎんずるかのように ほしけるよこ文字もじ

きわめていわけない詩句しくをも きわしくこと


晨夜しんや 子夜しや 四六時中しろくじちゅう 鴟鴞しきょうともうのは

ややかで野鄙やひ火矢ひや 八尋やひろ火屋ひやひらいて

侵略者しんりゃくしゃ 信者しんじゃ愚者ぐしゃ 詩格しかくなき詩歌しか森羅しんら

秘鑰ひやく即席そくせき夕暉せっきそなえて 御満悦ごまんえつ射手いて 


いと譎詭けっき いこ刑期けいき 依存いぞんする詩劇しげきいだいて

いとおしむものよこされ おもわず射付いつける面輪おもわ

四角しかく八方はっぽう闊歩かっぽした 舌鋒ぜっぽう鉄炮てっぽう 

しかばねかさね 歌詞かしかすかせぐ 仮想かそう文字もじ


人々ひとびとこえはギトギト たっぷりとあぶら

ひとあるきするは やがてほのおとなりて

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