.112『ⅰ』:Sonnet

くろずんだ もろこころを おおかくして

つよがってかっこつけてらしたゆび

うろちょろと迂路うろをうろうろ浮浪ふろうして

つよまる孤独こどく 仲間なかまはずれ 誤魔化ごまか欠伸あくび


くわえて してばかりの ゆび不器用ぶきよう

口走くちばしらないまじないも効能こうのうはあまり

くわえてたくわえもく ふでかかげてけるうで

無恥むち歌詞かし 無知むちさらげた新世界しんせかい


うな七色なないろなかでも なんかこう 果敢無はかな

右脳うのう使徒しと 苦悩くのうと しとやかにしるふで

うなごえ 艱難かんなん苦難くなん なんのそのとむす

たかさい いちつづきでもらして


うなされた悪夢あくむいて げた一本指いっぽんゆび

鵜呑うのみにした理想りそう夢想むそうべてえが新世界しんせかい

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