.108『一番星が見えない夜に』:Terza rima

一番いちばんぼしたびちを つたえるために

いつものおかける ませた村娘むらむすめ

みち黄昏たそがれ とがめるのを 後目しりめ


意地悪いじわるなママがだめだめと くくめるゆめ

いくつになっても 嗚呼ああ おさな子供こどもみたい

身仕舞みじま完成かんせいみじか人生じんせい 自慢じまん歌声うたごえくるすす


くぞ たことのない明日あしたへとうた

七転八倒しちてんばっとう ちゃんときちんとまわりながら

陸海空りくかいくう ミックスした世界せかいを らしたい


一番星いちばんぼしに そっと つたえたから

ちていた ひとみ両耳りょうみみに 左手ひだりて右手みぎて

あふれていたひかり うたいたいから


一番星いちばんぼしになりたいと うた うたべに

いつものおかせる ませた村娘むらむすめ

ちたあこがれと れるほほ 後目しりめ


意地悪いじわる まばらな雨風あめかぜのくすねるゆめ

卑屈ひくつになあれと 嗚呼ああ おさな子供こどもみたい

みじか寒声かんせいじき吟声ぎんせい 自慢じまん歌声うたごえつむすす


くぞ いたことのない明日あしたへとうた

七転八倒しちてんばっとう ちゃんときちんと みがきながら

喜懼きく哀愁あいしゅう ミックスした世界せかいを らしたい


一番星いちばんぼしに もっと わえたいから

ちてきた湿しとりに暗闇くらやみに 左目ひだりめ右目みぎめ

あふれてきたひとり うたしたら


一番星いちばんぼしえないよるに ひがしてに

ひくと ばす ひかりえない

ちてきた暗闇くらやみと しとしととあめ


くぞ たことのない明日あしたへとうた

七転八倒しちてんばっとうちゃんときちんとやしながら

陸海空りくかいくう ミックスした世界せかいを らしたい


一番いちばんしいものはまれたから

ちていた ひとみ両耳りょうみみ左手ひだりて右手みぎて

あふれていたともっとはや気付きづいてたら


ひびかね ひびれる日々ひび あい

いびつ景色けしき ける必死ひっしに 二人ふたりいえ

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