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.102『bʌ́g ənd váis』:Rondeau

愛（は）しき白銀（しろがね）の詩（し）の神（かみ）へ　捧（ささ）ぐ祈（いの）りは

混（ま）じり気（け）も　穢（けが）れも無（な）い神饌（みけ）と神酒（みわ）

さあ　お召（め）し上（あ）がりくださいませ

さあ　御筆（おふで）を下（くだ）してくださいませ

悴（かじ）くような黎明（れいめい）を　始（はじ）まりを歌（うた）う神（かみ）は

恥（は）じらうように焦（じ）らすように　唯（ただ）そこには

愛（は）しき御影（みかげ）だけ　未（いま）だお見（み）えにならないわ

嗚呼（ああ）それでも　今朝（けさ）も痩（や）せた右手（みぎて）を這（は）わせ

愛（は）しき白銀（しろがね）の詩（し）の神（かみ）へ

増（ま）し増（ま）す光（ひかり）は　穢（けが）れ無（な）きこの祈（いの）りは

確（たし）かに神（かみ）のお腹（なか）を満（み）たす神饌（みけ）と神酒（みわ）

さあ　お召（め）し上（あ）がりくださいませ

さあ　御筆（おふで）を下（くだ）してくださいませ

傾（かし）ぐ星（ほし）の黎明（れいめい）は　廻（めぐ）る星（ほし）の銘々（めいめい）は

愛（は）しき白銀（しろがね）の詩（し）の神（かみ）へ