呪縛改生 5話 ①呪術と魔法術と生成術

呪解糞陰伽

file.3『シックスティグマの魔術改変』


今回は打ち切りが決まった漫画の如く、

唐突に物語の目的を語り出す回です。

私は死ぬまで自身の物語を綴り続ける呪いを自身にかしたので、頻度の差はあれど、定期的に書きます。

YouTube動画は週一投稿します。


私の年齢で急に自分の物語を世界に示す。

などと遅れ過ぎた中二病を爆発させることは、

世間では病気認定を食らうでしょう。


現実世界に生きてる私が真面目にやってることを

病気だとみなされたくは無いので、

創作と思ってくれてもいいです。

こういう風に現実が見える正常な人もいるという風に

思っていだければ、それが折衷案です。

中二病として扱われる分には構いません


この話をきちんと現実として、のめり込んで貰えたら

あなたと私はそれだけで繋がっています。

それは創作の世界と現実の世界両方で繋がっている

強い絆になり得ます。


呪解糞陰伽というのは

私の見ている世界について触れていく回です。


呪縛改生は多分客観的な現実での話

呪解糞陰伽は私から見た現実での話

という分類で切りかえ物語にしてます。


呪縛改生の方はそれファンタジー要素無いやんって感じのエピソードであったり、社会に言及した話になったりして、

個人としての意見が多く含まれていて、

私にとっては物語なんですが、ここに投稿するのは

相応しくないと判断して、2.3.4話を飛ばして5話を投稿していきます。

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どうも、呪術師の冬尊尻です


呪術と魔法術と変成術の複合技術

世界の概念すら作り替える奇跡を

私は『創世法呪』と定義し、それを習得し実現して、

現実をもっと公平なゲームにすることが目標です。


それが師匠への弔いです。

もし師匠が魔術師に殺されていても、

すごく凄惨な殺されかただったとしても、


私は何も復讐とかは出来ませんけど、

昔からの馬鹿話のひとつ、師匠の望んだ理想の未来を

実現しようと動くくらいはします。

私は全ての因果に対して、時間はたったとしても、

それを必ず清算する。そういう生き方がしたいです。

これは、今まで私が迷惑をかけた全ての人に対しても思っていることです。


今回は全て師匠から聞いた話をまとめたような内容

になります。


以下、本題です。


私や一部の人が知っている世界と、

世間の皆さんが理解している

常識との乖離があると思うので、

これまでの話が伝わりやすいように解説します。

スティグマとか『堕呪』は何かとか、

私が何故それを呪印として魂に刻んでいるか

などを説明していきます。


人の意識と無意識に効力を持つ

呪術を扱う呪術師である私は、

物質を生み出す力を持つ、

魔法術の習得を目指しています。

それを扱える者を魔術師と呼びます。

変成術というのは、

物質を別の物質へと変質させることができる

魔法術の派生とされています。

万能錬金術とも呼ばれています。

しかし、変成術を聖女の生杖(いきづえ)の

祝福持たずに、使用出来る魔術師は

記述と伝聞の範囲では確認されていません。

のちに説明する、聖女自身を除いては。


そして、日本には魔術師は存在しないとされています。


世界中でも本物の魔術師は、

もうほとんど存在していません。

師匠の推測では、

全世界に5000人未満1000人以上と聞いたことがあります。

振れ幅があるのは、魔術師が社会から完全に孤立して生活している場合が多々あるからです。

一方、呪術師は潜在的な能力者も含めると、

日本だけで推定約1000万人以上の数がいて、

その中には私よりも強力に呪術を扱えようが、

呪術について無自覚な者や、意図的に力を隠匿している者も多いそうです。


魔術師が少ない理由は2つ


まず、魔法術とは視覚可能な超能力である為、

それを公に行使することや、他者に知られることは

人ならざる者としての道を進むことになる。

魔法術が使える利点よりも、苦労が増えるのです。

魔法術を継承し修練するよりも、

どんどん便利になるテクノロジーを利用する方が

利口な生き方だと、魔術を知らない魔術師の子孫は

語ったらしいです。


そして、魔術師の能力の大半は遺伝にて

受け継がれるものであるとのこと。

魔術師は部外者が魔法術の秘密を知ろうとすることを、

しきたりによって禁じている

特に悪人の手に魔法術の知識が渡ることを危惧している。

悪しき魔術師が世に放たれ、魔法術を恐れた人々による、魔女狩りの様な悲劇が起きる可能性。

それを彼らは重々理解しているのでしょう。


そのしきたりがより厳重になる事件が起きた。

西暦1800年代初頭、近代化の時代、

ちょうど産業革命がヨーロッパ諸国で起き始めた頃だ。

(長くなるので、後の動画にすることにします)


その事件の後、ほどなくして、

魔術師、もとい魔法術にとって新しいしきたりが生まれた。

聖女が生杖となることで、

今後、聖女が生み出すはずの膨大な魔力と

彼女自身の残りの人生から得られる

生命エネルギーと引替えに、

途方もない概念の改変はもたらされた。


語り継がれている範囲の魔法術の歴史において

最大の奇跡、『シックスティグマの魔術改変』

変成魔法術により魔法術の使用者適正が

設けられた。

『シックスティグマの魔術改変』

その時点で現存する全ての魔術師とその血筋に、

6つのスティグマが刻まれた。


聖女の生杖の祝福を受けた魔術管理者達のみが、

視覚と剥奪が可能な欲を増幅させる烙印。

それが通称シックスティグマである。

その欲のしもべにならず、自我を保ち続けることが、

魔術師としての強大な力を行使するために

必要になった資格だと言います。

これは魔法術自体に対して設けられたルールであり、

魔法術自体がシックスティグマを

持たないものを拒絶するように

魔法術の概念自体が改変されたという。

例えるなら、人間は皆が銃の引き金を引けなくなった

なぜなら全ての銃の引き金自体が

人の指の力に反発するようになった。

とでも言うような、スケールの大きすぎる話です。


そしてそれを『創世法呪』として世界の仕組みを

改変する奇跡と定義してます。


呪術師には胡散臭いやつ悪いやつが多いのに、

現代の魔術師には表面上は聖人にみえるやつしかいない。と言っていました。


しかし、シックススティグマを全て魂に刻みながら、

正常な自我を持つことは相当に困難なことで、

元々遺伝により、この刻印を持つ魔術師の子孫の中でも

シックスティグマに耐えきれぬもの、不便さを感じるもの、あるいはシックスティグマに飲まれそうな兆候のある者は魔術管理者によりシックスティグマを剥奪され、

魔法術が使えない一般人へとなるようです。

しかし、強力な魔術師を統治する

魔術監制者というのは魔術師よりも強力である事が求められるのだから、聖女の生杖による祝福というのは、

彼らに何かしらの力や意志を与えるものであると、

師匠は予測していました。


師匠含め、私たちは呪術師は魔術管理者と接触することは衝突に繋がるでしょう。

魔術管理者達は呪術師全体を悪と見做しているそうです。


呪術の力は負の力が本分、

以前そう話した通り、

私のような他者への悪意をもった呪術使用を禁じているような変わり者の呪術師でもない限り、

呪術を得た人間は、

そのほとんどが私利私欲の為に呪術を使うからです。


わざわざ、数も減り直接害の無い呪術師を排除しに来るほどでは無いでしょうが、

魔法術に関連することを探究しているとなれば、

害があると判断されてしまうでしょう。


シックスティグマとは何かというの話に戻ります。

これは師匠が接触した堕落し酒に溺れた元魔術師の男が語っていた事です。

おそらく人の欲や悪徳を刺激する力をもったもので、

その欲を禁欲出来ることが魔術師の適合性となり、

なおかつ、禁欲で余ったエネルギーを効率的に魔法術へのエネルギーに変換しているような仕組みであるとの事です。

おそらくシックスティグマは、七つの大罪に近しい欲で構成されているが少しだけ違う

支配欲、搾取欲、貪欲、嫉妬欲、色欲、堕落欲、

日本語では少し表現しにくいのですが、これらの欲を魔術師の家庭では幼少期からコントロールすることを重んじられ、通常であればその状態に慣れて、

魔術師として、めでたく聖人になるのだそうです。

しかし、男はその後の色んな運や環境のせいもあったりで、酒浸りの堕落した人間になったのだと、

そうして危機感を覚えた男は魔術管理者にコンタクトを取り、シックスティグマを剥奪してもらい、

平凡な人生に戻ろうとしたが、やはりまた上手く

いかず堕落したのだという苦労話も含めた多くを語ったあと、

師匠から高額な情報料を受け取ったそうです。

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