第4話

 プロレスとは、相手と競い合う格闘技ではなく相手とわかり合う調和のスポーツであり、健全なる肉体と精神を鍛えるのに適している。このとある伝説的プロレスラーが訴えた正論にしてまやかしたる理念により、ハイスクール・プロレスリングは誕生した。

 当然、この建前がある以上、デスマッチ有り、凶器攻撃有り、度を越した危険な攻撃有りとはいかない。スポーツライクなプロレスに求められるのは、度を越さないためのラインを引く、大人の仕事であった。

 デビュー前に関係者が実力を図り、基準に達していないものは試合に出さない。淀耶麻市の夏大会の試合前におこなわれた試験も、この決まりによるものだった。

 椅子を並べ終え、開場時間まであと少し。先程まで試験がおこなわれていたリングの上では、試験官を務めたレフェリーがあぐらをかいていた。上半身裸のその脇には、汗で濡れたレフェリー用のシャツが丸めて転がっている。

 そんなレフェリーに、リング下の審判席で一部始終を見ていた関係者が声をかける。

「大変だったなあ。シャツびしょびしょにしちまって。だから試験の時は脱ぐか着替えておけって言ったんだ」

「なんとか絞って伸ばして、使い物にするよ。だいたい、ガキを相手にすんのに、汗を気にした格好してたらみっともねえだろ」

「じゃあ、今、お前さんみっともないんじゃないか?」

「それを言うなよ。まさかあんな面倒なのが来るとは思ってなかったんだよ」

 悪人ヅラのレフェリーとゴツい関係者、二人とも、本職はプロレスラーである。ハイスクール・プロレスリングの実務は、プロレスラーもしくは引退したプロレスラーにより運営されている。このこともあり、ハイスクール・プロレスリングはプロレス業界の天下り先とも呼ばれているが、それは別の話だ。

 二人にとっての本題は、先程まで試験をおこなわれていたマスクマン。マスク・ド・オークについてだった。

 関係者がレフェリーにたずねる。

「肌を合わせた人間の感想は?」

「バカ強い素人。マスクを被ってあんだけ動ける身体能力やレスリング技術は上の方だが、ロープワークや技の受け方はトーシロだ。他の格闘技はやってるが、きちんとプロレスを学んだことはねえだろうな。下で見ていた人間の感想は?」

「あまりリングに上げたくないタイプ。他の技術はあって、プロレスを学んでないヤツは、やる気がないか、余計なことを考えてるか、道場破りのつもりでもいるのか、とにかくロクでもないのが多い。本来はお帰り願いたいんだが……」

 うーんと悩む関係者に、その理由がわかるレフェリーが答えを渡した。

「受け身の音がよかったってんだろ? 俺がボディスラムで投げた時の受け身はよかった。あのガタイで、スパーン! だぜ、スパーン! 音がバタバタしてなくてよ!

「まったくだ。受け身のセンスがないヤツは、音がドタバタってしてるんだよな。あれだけいい受け身が取れるなら、試合させてみても問題ないだろ」

「そうだな。もしヤバい展開になったら俺が止めるさ。あんないい受け身のセンスしてるやつ、このまま帰せねえだろ」

 理屈的には危ういが、とにかくやらせてみないと真価もわからず、なにより面白くない。まさしくこの二人は、プロレスラーであった。


                  ◇


 リング上での試験を終えた潤改めマスク・ド・オークは、ずかずかとバックステージを歩いていた。

 もはやマスク越しの視界にも慣れ、足取りに迷いもない。

 廊下でたむろしていたレスラーとセコンドらしき一団が、自分達の方に歩いてくるオークを見て、自然と道を譲った。

 文香のヤツ、どこに行ったんだ。潤は怒っていた。

 なんとか謎の新人レスラー、マスク・ド・オークとしてリングでの試験をしのいだものの、いくらなんでも過程がドッキリすぎる。

 そもそも高校生レスラーとはいえ、無断で他人をプロレスラーに仕立て上げるだなんてドッキリどころの話ではない。もはや詐欺だ。

 試験を始める直前、潤を焚きつける時までは、確かに文香はリング下にいた。しかし試験の途中には、さっと姿を消していた。

 オークはマスクを被ったままバックステージを一通り回ったものの、文香らしき姿は無かった。

 そもそも、女性ともほとんど会っていない。ハイスクール・プロレスリングは男臭さでできている。

 まさか、しまったやりすぎたと思って、表にでも逃げたのか。オークはマスクの存在を忘れたまま、外に出ようとする。

 そんなオークの前に、にゅっと女性の手があらわれた。手は、少し離れた廊下の角から手招きしている。

「あそこか……」

 オークが歩き始めた途端、手は引っ込む。間違いない、手の主は宍戸文香だ。

 廊下の角を曲がるオーク。既にそこには誰もいなかったものの、廊下の先にあるドアが、招くように動いていた。

 廊下が一本道である以上、あの部屋に逃げ込んだ以外の選択肢はないはずだ。

 オークはノックも躊躇もせず、半開きの扉を勢いよく開けた。

「やあ」

 これまでのドッキリなど意に介していない。それどころか、気に留めてもいないのだろう。

 そう思わせるくらいに、文香の言葉は軽やかであった。

 当然、オークは怒っていい立場にいる。ここでいきなり怒鳴っても誰も責めないだろうし、なんなら殴ったってしょうがない……と見逃される可能性だってある。それぐらい、オークはまっとうに怒っていい。

 だが、オークは何も言わなかった。それどころか、文香を見て息を呑んでいる。

「まだ、合格の話は来てないけど、きっと合格だねー。むしろ、あれだけ動けて試合ダメ! 出るな! って言われたら、もう打つ手がないよねー」

 廊下の先にあった部屋は、太陽の明かりがまぶしい一室であった。窓が広く大きく取られているのだろう。

 そんな部屋で一人待っていた文香。その腰まで届く金髪が、自然光を浴び、思う存分輝いている。

 金髪の中からは、尖ったエルフ耳がピョコンと覗いていた。

 きっと、カツラと作り物の耳に違いない。いや、そうに決まっている。だがそれを面と向かって指摘できないくらいには、今の文香はエルフであった。

「……どういうこと?」

 完全に怒気など抜けた様子で、オークは文香に質問する。

 自分がリングに上っている間に、黒髪の女子高生だった文香は金髪のエルフになっていた。格好は普段着のままだが、それでも変化は一目瞭然だった。

「んー? そりゃあねー、オークと一緒にいるなら、それらしい格好にしないと。似合う?」

「似合うも何も」

 ぱっちりと開いた目で聞いてこられた時点で、目をそらすしかない。

 普段の文香は細目なのに、今の文香の目はぱっちり開いている。顔色も全体的に明るくなっており、薄く塗ったチークが鮮やかに照っている。

 マニア受けの女子高生が、万人受けのエルフへと、見事な変貌を遂げていた。

「なんだか失礼なことを言われた気がするねー。それはそうと、始めてのリングはどうだったかな?」

「あ! いやそりゃその、死ぬかと思ったよ……」

 文香に指摘され、オークは忘れていた怒りを思い出すものの、一度忘れてたこともあり、そのトーンはどうしても低くなっていた。

「いやー、そうでもないんじゃないかなー。あの試験官やってたレフェリー、そっちをボディスラムで投げる時、結構息が荒くなってたよ?」

「傍から見りゃそうかもしれないけど、投げられる側としては結構怖かったぞ。俺より小さいのに、起重機みたいな力でグワーッと持ち上げてきて。後ろ受け身でなんとかなったけど、あんな高いところから力いっぱい投げられたのは始めてだ」

「起重機みたいな力かー。さすがは作家(志望未満)なだけあって、いい言葉選びだねー。レスラーは、とにかく寝技も打撃も投げ技も、全部重くて力強いんだよ。肉を揺らがせて、骨ごと引っこ抜いてくる感じかな? でもそれがわかってるなら、試合で不覚を取ることはないでしょ。ガンバ!」

「おう!」

 自らの手で頬をパシーンと叩き、本番に向けて気合を入れた所で、オークは現状を思い出した。

「いや待った。そもそも、なんで俺がマスク被って、リングに上がることになってるんだ。だいたい、俺は今日ここに見に来るだけのはずだったんじゃ?」

「わたしは、一度プロレスに触れてみた方がいいって言ったと思うんだけどな。触れるのなら、観るよりやったほうが話が早いでしょ」

 文香の発言を聞き、オークはうーんと考え込む。そういえばこの女、一度も観に行こうみたいなことを言ってない。新しい体験や触れてみた方がいいと言った言葉は散々使っているのにだ。

 ハメられた。言葉選びといい、マスクを持って来たことといい、ノリと勢いでやったのではなく、しっかりとした計画のもと、潤はマスク・ド・オークへと仕立て上げられたのだ。

「わかった。もう、わかった。もうやってみるしかないだろ」

 ここで駄々をこねても、騙されたことへの敗北感が増すだけだ。ひとまず今日一日、乗り切るしかないだろう。潤はオークとしての己を、一時的に受け入れた。

 そんなオークを見て、文香の顔がパァッと輝く。

「そうそう、男の子は開き直った方がカッコいいってね。それに、何も考え無しでそのマスクを渡したわけじゃ」

 文香がそこまで話した時、唐突に部屋のドアが開いた。

「あ。ホントだ。バケモンいるぞ、バケモン」

 まったくもって無遠慮な言葉をかけてきたのは、部屋に入ってきた一団の先頭に立つ金髪の男だった。数にして五人、皆が荒子浦高校の真緑なジャージを着ていた。

 なんだコイツらと、オークが反応するより先に文香がオークと男たちの間に立った。

「どうも、はじめまして。こちらの方はマスク・ド・オーク、わたしは彼に使えるエルフです」

 いつもの間延びした言葉は、何処に行ったのか。随分とかしこまった口調で一礼なんてしている。そんな文香を見て、金髪は笑った。

「おいおい、プロレスラーのオークに普段着のエルフなんてどういうことだよ。ここはコスプレ会場じゃねえんだぜ?」

 相手を威嚇するように逆立った金髪に、まず相手をくさすところから入る話術。あまり好きなタイプではないと、オークは思った。ただ、ジャージから浮き出ているほどに鍛えられている筋肉に、寝技格闘技経験者ならではの、腫れて潰れ上がった通称ギョーザ耳。肉体には、好ましいタイプの説得力があった。

 文香はそんな相手に真正面から答える。

「元ナチスの高官だったプロレスラー、アマゾンから来た獣人、宇宙とチャネリングできる東北人、プロレスには荒唐無稽がつきものでしょう。荒子浦高校のエースであり、淀耶麻市における興行のメインイベンターでもある鳩野龍之介様に、そこを否定されるのは、少し悲しいのですが」

 鳩野龍之介。昔、どこかで聞いたことがある名前だが、それ以上はオークも思い出せなかった。同じ市内の学校ではあるし、すれ違いくらいはありえそうだが。

 そんな龍之介は、文香の正論を聞き、また笑った。

「いやー、そういう胡散臭さとは縁を切ってるハイスクール・プロレスリングで、そんな古ぼけた話や現在進行系の変人の話をされてもな! まあ、お前らが面白いやつらだってのはわかったよ」

「恐縮です」

「ははは、嫌味も通じねえわ。オークでもエルフでもなんでもいいんだけどよ、おい!」

 龍之介は、連れてきたうちの一人に声を掛ける。出てきたのは、今どき古風なリーゼントが特徴的な男だった。

「コイツは今日デビューするうちの学校の新人の、ケンゴって奴だ。なんでも、今日の相手はアンタらしいからな。デビュー戦同士、挨拶しておかないとなって」

「どうも、ケンゴッス! よろしくお願いします!」

 どうやら、オークは試験に受かっていたらしい、しかももうカードが発表されていたとは思わなかった。

 ぺこりと一礼したケンゴに、思わずオークもよろしくと返しそうになる。

 だが、文香が二人の間に割り込んできた。

「当日試合をすると決まったレスラー同士の接触は、ハイスクール・プロレスリングでは禁止のはずですが?」

「おいおい、そんなふざけた格好で、まともなこと言うなよ」

 龍之介は文香を押しのけるようにすると、オークの前までやって来る。オークの身長が185センチなら、龍之介の身長は180といったところか。十分に高身長の部類である。件のケンゴも龍之介よりは若干低いが、おそらくオークと真正面から組み合えるくらいのサイズはある。

 龍之介は拳でオークの胸をドンと叩く。軽い裏拳であったが、その一撃には確かな重さがあった。

「ケンゴのヤツには期待してるんだ。頼むから、いい試合をしてくれよな」

 一見してみれば、対戦相手への激励である。しかし、なにか言葉に裏がある。オークはおいそれと、返事ができなかった。悩むオークを見て、龍之介は笑う。きっと、気圧されている、ビビっていると判断したのだろう。

「ま。俺の顔に免じて、よろしく頼むわ」

 そう言うと、龍之介は取り巻きを連れて去っていった。

「なんというか、わかりやすい人だよねー」

 ため息をつく、文香。口調は元の間延びしたものに戻っていた。

 オークは文香にたずねる。

「さっきのこう、かしこまった口調はなんだったんだ?」

「ん? そりゃ、わたしの考えるエルフらしい口調かな。カツラと耳は用意できたけど、洋服は今回間に合わなかったんだよねー。現代風エルフもアリかな? とは思ってたけど、ああ言われたんじゃ対策を考えないと。そうそう、そっちのとにかく黙して語らない感じはよかったよ。寡黙な方が、マスク・ド・オークのキャラクターには合ってるからねー」

「特に、何かを演じたつもりじゃなかったんだけど」

「じゃあ、よりいい。自然にできるってことは、マスクとキャラがそれだけ似合ってるってことだから」

「そういうもんなんだろうか。それと、レスラー同士の接触は厳禁っていうのはなんなんだ? プロレスって、前もって勝敗を決めたり、打ち合わせをするもんじゃないのか? そういうの無しで、帰っちゃったぞ?」

 多少時間が合ったので、オークもプロレスについては学んでいた。なんでもプロレスとはブックという台本に近いものがあり、勝敗も結末も決まっていると聞く。事前にいろいろ決めておくことと、試合が決まったレスラー同士の接触の禁止は、相反しているように思える。もしかして、運営側が直接こちら側に指示してくるのだろうか。

 そんなオークの疑問に、文香はあっさり答えた。

「まあ、もともとハイスクール・プロレスリングには、その手の取り決めはないからねー」

「え?」

「いやだってさあ、お前は負け、お前は勝ちだなんて、決める人間にある種の権力があるからできるんだよ? いろいろな場所から来てる高校生レスラーに、そんなこと言える人は居ないでしょ。全員それぞれ、メンツと立場があるんだし」

「いやでも、なら運営側が決めればいいんじゃ……」

「一応ハイスクール・プロレスリングは健全なスポーツの建前でやってるから、大人が高校生を裏で操って見世物にしてるなんて思われたらおじゃんだからねー。勝敗までは、なかなか口出しできないよ」

「ってことは、つまり全部その、ガチなのか?」

 ハイスクール・プロレスリングはすべてが真剣勝負である。文香はゆっくりと頷いた。

「プロレスはすべてが真剣勝負であり裏は無い――だなんて言わないけどねー。ただ、ハイスクール・プロレスリングはガチだよ。御せない学生たちを一つところに押し込んで、プロレスのルール内で競わせてる。健全な精神を育てるだなんて、笑わせるよねー。プロレスの黎明期、団体に力なんて無かった時代の無秩序、勝者は、負けを強いられた敗者も虎視眈々と勝者の腕の一つでも折ろうとする。ガワは新時代だけど、中身は忘れられた旧時代。でも、このハイスクール・プロレスリングほど、プロレスを楽しめる環境もないだろうね。なにせ全部自由で、自己責任だから」

 自由であり自己責任。どう考えても、つい先程までデビューする気もなかった人間に背負わせるものではないだろう。マスク越しでもわかるくらいに強張ったオークを見て、文香はやだなあもうとばかりに手を振る。

「いやー、いくらなんでもルール無用の殺し合いじゃないよ? あくまでガチなまま、プロレスの常識で競い合うわけで。あんまりにひどいことになったらレフェリーが止めるから。それに、プロレスあるあるな受け身の取れない大技は、デビュー戦なんかでは禁止されてるし。平和平和」

「禁止されてても、やる奴はやるのでは?」

「平和平和」

 人類史上稀と言っていいほどに、物凄く説得力のない平和である。

 ふとオークは、ここであることに気がつく。

「じゃあ、なんでさっき、接触禁止のルールを破ってまで、アイツらここに来たんだ? しかも団体で」

 事前の打ち合わせが出来ないのであれば、わざわざルールを破ってまで、龍之介やケンゴがここに来た理由がわからない。いい試合をしようだなんて、ああも無理やりこちらに押し付けてくるものではないだろう。

 オークにとっては疑問だが、既に文香の中では答えができていた。

「ああ、アレかー。要は”スター選手であるこの鳩野様の顔に免じて、今日はお前が負けろ”ってことかな。いい試合ってのは、ひたすらこっちがあのケンゴくんを持ち上げる試合ってことだろうねー。ぞろぞろ子分みたいのを引き連れてきたのも、こっちに圧をかけるためじゃないかな。いやあ、こちらに自発的に負け役を呑ませようとするなんて、素晴らしい師弟愛だよねー」

「なるほど。それはプロレスのルールって言うか、常識の範疇なんだな。自己責任は自己救済、ここで俺がもし運営に脅迫されたって泣きついた場合、無理を力で通そうとしたあっちより、そんな力にビビった俺の株が下がるわけだ」

「うーん、理解が早くて何よりだねー。どう、怖くなった?」

「いや。ちょっとやる気になった。いくらなんだって、あの程度で尻尾を丸めるほど、安く見られる筋合いはない」

 未だにプロレスをどうやればいいのかはわからないが、あの程度の連中にヘコヘコして、プロレスをやらせてもらうつもりはない。ここまで巻き込まれ型主人公であったオークの中に、自ら歩を進めるだけのやる気が生まれた。

「うんうん、やる気満々なのはいいねー。そんなやる気満々のオークに、わたしからアドバイスをしてあげよう」

 ふふふと笑った後、文香はアドバイスを口にする。

「自分が今、オークであること。それを忘れなければ、きっと上手くいくよ」

 文香当人はアドバイスと言ったものの、そのアドバイスはまるで謎掛けだった。

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