失望

君となら俺は接吻できるのかな

抱擁ができるのかな

飯を食うだけじゃだめなのかな

ふたりで映画を見ながら

アイスクリームを食べるのじゃダメかな

眠った君の汗を拭うのは

愛ではないのかな

髪を梳くだけじゃだめなのかな

君を抱かなければ

俺の愛は本物ではないのかな

同じ布団で眠るだけじゃ

寂しくさせてしまうのかな

薄暗い部屋の中で

君は俺に馬乗りになって

接吻をして

ひとりで踊って

泣いている

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る