Never grow up

@01100116

第1話

いかないで、

消えないで、もう消えて

大嫌い、愛してる、


愛して、、、


中学2年生の4月、新しいクラスで会った。

無動作にセットされた赤茶色の髪、少し着崩したシャツから覗くネックレスには少しダサめの羽根のチャームがぶら下がっていた。目が合った時、思わず目を逸らした。理由はわからなかった。


ねぇ、


いきなり話しかけられビクッと大袈裟に反応してしまう。


ふっ、そんなびっくりするなよ


少し笑われて頬が熱くなるのがわかる。


な、なに、?


オレけいし、よろしく、お前1年の時違うクラスだったから話したことないよな。


あ、、うん。


うん、て笑 名前は、、ふうこ?


ふうか、だけど、、、なんでニヤミス?笑


いや、なんかふうこっぽいなぁとおもって笑

ふうこってよぼっと笑


え!なんでよ!笑 ふうかだよ!笑


いいじゃんいいじゃん、ふーこ?

そういって無邪気な顔で首を傾げられると、強くいえなくなってしまって、、

もういいや、

そうおもった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Never grow up @01100116

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る