第27話

部屋からでて食堂へ向かう途中


イリスとシャリーが、僕を待っているのを見つける


『にいさま、まだかな、はやくはやく』


そんな感じで、僕を待っているのを確認する



近付いてる僕に気付いたのかこちらに向かって


『ほめてほめて』キラキラ


妹達は期待した眼差しを向けて来る




可愛いなあ、、おっと、それじゃあ期待に応えますか



「イリス、今日も可愛いよ。お洋服もイリスの綺麗な髪に似合ってるよ」


「シャリーも今日は一段と綺麗だね。兄様はシャリーにメロメロにされちゃったな」




イリスとマリージョの会話


「ほんと!!にいさま。まりーじょ、にいさまがかわいいって」ヤッター


「良かったですね、イリスお嬢様」 「うん、えへへ♪うれしい」


うん、可愛いらしいやり取りの二人




一方シャリーとフリージアの会話


「にいさまはしゃりーにめろめろ♪ふりーじあ、えらんでくれてありがとう」


「はい、シャリーお嬢様。これでケイン様もイチコロですね」 「そうかな?」


「そうですよ、シャリーお嬢様はお綺麗ですから」 「うれしい、これでにいさまも♪」フフッ


ちょっとお二人さん怖いこと言わないで



そんなやり取りが終わり、妹達と手を繋いで食堂へ向かう




~ケイン朝食中~



食事中、父上から


「ケインは今日街へ出かけると言っていたが、いつ頃街へ向かうのだ」


「朝食後、少し部屋で準備をしてから行こうかと」


「では、昼食時にはいないのか」


「はい、今日の昼食は街で食べる事になりますね」





父上との会話中、少し気になり、チラッと妹達の様子を見てみると



『むーーっ』プクゥ頬を膨らませてる、うーんその可愛く膨らませた頬を突きたい


【へ、、へ、変態じゃあ】そんな事ないよね。、、、よね?



そんな機嫌の悪い妹達を見て母上が


「イリス、シャリー、お兄ちゃんをお見送りして、待つのも良い淑女の条件よ。それにね、、、、、、よ♪」


妹達に何か言ってるが最後の方は聞き取れない



母上の話を聞いた妹達は


「「わかりました、おかあさま。がまんします(する)」」


二人とも急に素直になる。一体何を吹き込んだのですか母上💧



しかも、まだ妹達に何かを伝えているし


もしかして、シャリーは母上の影響を受けて、あんな言葉を、、、、




まさか、、そんな事はないよね?





そんな事を考えながらも、食事も終え



食後の家族と談笑中に、母上から


「ケイン。イリスとシャリーにはお土産があるけれど、私にはないのかしら」


母上が『勿論、あるわよね』そんな鋭い視線で見てくる



「勿論、家族全員のお土産を買ってきますよ。母上と父上の分も」


父上は、自分にもあるとは思わず


「私にもあるのか?」



だって、そうしないと父上だけ、仲間外れみたいになるから、それは嫌だし



「はい、父上の分も買ってきます。だから安心して下さい、母上」


これで、大丈夫だよね



「ありがとう、ケイン。お土産楽しみにしているわ♪」


良かったみたいだ







部屋に戻り街へ出掛ける準備をしてる





準備中、手伝ってくれてるセリスが


「坊、今日は一人で街へ行くの?」


「今日は、ミリーと出掛けるよ。まあ、護衛も一人は付くと思うけど」


何でそんな事を聞くんだろう?


「そう、、、じゃあ、私は坊の部屋を掃除してる」


「休んでても良いんだけど、お願いしようかな」


「わかった」


「そうだ!今日は『パラダイズ』に行くから、お土産買ってくるけど何か欲しい物がある?」


「それなら、ケーキが良い」


「りょーかい。何のケーキか希望はあるかい」


「坊に任せる」


「わかったよ、フィリスにも買ってくるけど同じでいいのかな」


「それなら、私からフィリスに伝えとくよ」


「お願いするよ」




出掛けるための準備が終わる




これでお金足りるかな、まあ最悪護衛をパシらせれば良いか【鬼畜じゃのう】ウワッ


【何、驚いておるのじゃ?】そりゃ、驚くでしょ


【じゃあの】えっ、何しに来たの本当に?




「じゃあ、行ってくるねセリス」


「いってらっしゃい、坊」




さて、ミリーとのお出掛け楽しむとしますか

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