第58話

宮は楽しそうに笑みを浮かべて居る。


 対して春は涙を流して、狭間ついて居る。


 最低だ。どっちも、


 「・・・優君、ごめんなさい。私、私のせいで」


そう、俺はどこまでも苦しむことになった。今も


 「・・・ごめんね。私も虐めちゃって」


 宮も煽るように言ってくる。


「優くん、そんなやつの言葉は聞かなくていいから、私は一生これからあなたの為に償いをするから」


 「私も、義妹として出来ることをするから」


もう言葉を聞きたくない。うるさい。黙れよ。春も宮も


 「出ていけ」


「優君、」


「はーい、出て行きますね。」


 そういうと宮は出て行き、春は残る。


「春もだ。」


「でも、」


「いいから」


「分かりました」


そう言って部屋を出た。

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