第57話

 「・・・どう言うことなの?」


「まんまの意味だけど。私も小学校の幼馴染なんだよ」


 うるさいな。俺の前で関係について紹介しないで、帰って欲しい。


「お兄ちゃんね、相当傷ついてたのよ。転校先で」


「・・・っ!!」


何を言ってるんだろうか??


 『ごめんね。優君。私がしないと、しないと』


「お前も、友達に虐めさせていただろう。俺の殺人したことをネタに」


宮「てへっ」


春「えっ??何してんのよ!!アンタ!!」


春は宮の服に掴む。


宮「それはあなたも同じでしょ。幼馴染ちゃん」


春「・・・っ、」


宮「しかもよく聞いたよ。『その人の幼馴染の人が楽しそうに殺してたって目撃したって』」


春「なぁ、私はそんなことは」

実際は内心で楽しんでたと、


宮「噂に尾鰭がついたのね、」


春「違う私は!」


宮「そっちの方がマシだけどね。まだ勝手な思考の憶測より見たって事実話の方が」


春「・・・っ」


正直、宮の言う通りである。


それに対して春は


春「私知らなかった。そもそもどうして転校してもそんな噂が広まってるの」


そう、春からしたらなにも知らないことだ。

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