第56話

そして、もうすぐ退院だが、


「優、どうしたのよ。そんなに不満そうに可愛い義妹に酷くない?」


不安しかない。


________


この義妹は一人で俺の見舞いに来て居る。


名目では、俺を心配して治ることを楽しみにして居ると言って居るが内心は何を考えて居るか分からない。


春「・・・優、今日も来ちゃったって誰その子」


そんなことを話して居ると、春と義妹が接触する。


義妹「あら、お兄ちゃんにこんな可愛い子が友達にいたなんて」


春「可愛いなんて、そんな。それよりお兄ちゃんってどう言うこと?」


「・・・」


説明する義理がない。というか可能な限り会話したくない特にこの二人と冬は


宮「私達家族になるんだよ。親が結婚して」


春「えーーーー、」


病院なのにうるさい


宮「そんな、お兄ちゃんの所にお見舞いに来るあなたってどんな仲なの」


春「幼馴染だよ!!」


ドヤ顔をして居る。そうだな、幼いころの因縁だな。


「へぇー、なるほどね。あー、まさかとは思うけど」


「何?」


「君が大切な大切な優しいお兄ちゃんに人殺しを楽しんだってみんなに広めた人かな?」


春「どうして、知って居るの?」


宮「私も小学校の幼馴染だからよ」


春「え、」

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