第54話

聞いてない。


夏「春が卒業式練習の時に急にみんなの前に立って、話をしたの」


優「・・・」


夏「みんな、私もヒロも含めて話を聞いて後悔したの、だって優は必死に助けた筈なのに、それしかなくて、そんなかとしたくない筈なのにみんなにしたって、言われて、私も言っちゃって」


夏の顔から涙が出て居る。まるで、


 俺に悩みを打ちあけてみたいに


ヒロ「俺もだ!!俺もお前に人殺しやろうとか、人殺して楽しいとかやばいだろうって、煽ってすまない」


「・・・」


俺は過去と向き合いたい・・・けど、虐められたこと、殺してしまったこと、されたトラウマに向き合いたい。・・・でもこいつらと一人一人と向き合いたいわけじゃない。


「・・・い」


だから、


いいよ、と言って適当に許してもう関わらないで、言いたい。


もうそのことは俺もアンタ達も気にしないで、忘れるつもりで行こうよと言いたい。


夏「・・・優」


それに、正直春や冬、宮、あと数人意外は許してもいい筈の誤解していた奴らだ。


だから、


「・・ゆ」


そう言いたい。けど言葉がいえない。


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