第28話 嵐の前の静けさ
今日は事件が起こる当日。
俺はいつも通りに教室に入り挨拶をする。
すると、
「おはよう!河上くん!」
「どうもー。河くん。」
そうやって言ってきたのはクラスのムードメーカーである
そして今回狙われるであろう
彼から俺になって、より自然に接するようになってからいろんな人が俺に絡むようになった。
雫は休み時間のたびに俺の教室に来て俺に抱きついてくるが。
伊藤と中本さんは付き合っている。クラスで堂々といちゃいちゃするので、やめてくれと言ったら、クラス全員からお前がな!と言われた。ナンデヤ
(中本さんが狙われると確信できるからちゃんと確認しておかないとな。)
そう思いながらも俺は自分の席に座る。
そこに二人の男子が笑い合っていた。
俺の友達である
圭が次郎の後ろ髪を指差し、
「次郎。後ろ髪に虫付いてますよ。」
「なんK民だぁぁぁ!!??」
俺は反射的に返してしまう。
「どんな叫び声だよ。」
「次郎、嘘ですよ。」
「いやっほっほぉぉ!」
「いやお前何があった?」
「あ、正徳、いたんですね。おはようございます。」
「おはよ〜」
気づいてなかったのかよ。と俺は思った。
昼食の時間。
俺は次郎と圭の二人とご飯を食べていた。
三人で笑い叫びながらも、俺は姫乃からの愛妻弁当を食べていた。
二人から見た俺の食べている顔はあり得ないほど幸せらしい。
それぐらい美味いということよ。
ちなみに次郎は3年間彼女がいたことがあるが少し問題があって別れたらしい。
圭は・・・・うん。いないらしいです。
それはさておき、三人で昼食を食べているとチャイムが鳴る。
『2−A組の中本三楼さん。2−A組の河上正徳くん。2−B組の二階堂雫さん。生徒指導室に来てください。』
(おっ来たか。)
警察が来た合図らしい。だが校長、教頭、2−A組の担任には悟らせないように運動部の顧問である
協力してもらう時に一緒にいた俺と雫を見て、ニヤニヤしながらこちらを見ていたが特に深い意味はないだろう。
俺は二人に謝り生徒指導室へと向かった。
その時に二人から何やらかしたのかと聞かれたが無視した。
生徒指導室に着くと全員揃っていた。
俺に女神の笑みを浮かべてくれる雫と困惑顔の中本さん。いまだにニヤニヤ顔の独槻先生と真剣な眼差しの瑛太さん。
俺が中に入ると独槻先生が口を開く。
「話を始めましょうか。」
この発言をした独槻先生に妙にドヤ顔感があるのはきっと気のせいだろう。
中本さんは何かしてしまったかと困惑している。
ここで瑛太さんが中本さんを見て言う。
「中本三楼さん。私たちに協力してくれないでしょうか。」
そう言われた中本さんは少し首を傾げる。
何を言っているんだ?とでも言いたげな顔だ。
詳細を伝えずに協力を要請したので困惑している中本さんに俺が助け船を出す。
「中本さん。話の詳細は俺が言うね。」
俺がそう言うと中本さんは周りを見て、少し後ろに引く。
「あれ?俺なんかした?」
そこで雫が後ろから俺に抱きつく。
「正徳くんと瑛太さんがそんな真剣な顔で見るからでしょ〜。緊張しちゃうに決まってるよ。」
「そ、そうか・・・」
まぁ話し合いは省略することにしよう。どのようにして危険を逃れるかは結果をご覧あれ。
話が終わった頃、校長先生である
「何をしているのかな?」
そう言うので、
「少し会議をしていまして。」
俺がすかさず返す。
「なんの会議かな?」
三重玉校長が俺に問う。
「文化祭の模擬店についてです。」
三重玉校長は俺の顔をじっと見つめる。
「分かった。良いだろう。だが授業までには戻るように。」
そう言って三重玉校長は部屋を出た。
そして少しして俺たちは部屋を出た。
自分たちの教室に帰る時に教頭の
「何をやってるんだい!授業が始まるよ!早く行きな!」
そう言ってくる。
「すみません!早く行きます!」
そうやって少し早めに歩いて行った。
教室に戻ると担任である
「遅いぞ。早く席に着け。」
そう言われてすぐに席に座った。
横から圭と次郎が話しかけてくるがそれを適当に流す。
(今の三人の中に犯人がいる・・・これ以上死者を出したりなんかさせない!)
死者を出させないという強い思いが、決意となり目を赤く光らせた。
そしてその時はやってくる。
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「あぁ。天使が舞い降りた・・・」
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どうもみなさん!マヨきゅうりでございます!
さぁついにその時がやってきます!
正徳たちは無事に死者を出さないことができるのか?
その前にキャラ紹介があります!
その時までもうしばらくお待ちください!
もしこの話が良いなって思ったらフォローや星、ハートやコメントをよろしくお願いします!
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