溶けたスーパーカップのように甘い彼女に尽くしたい。

未確認異常生命体 ゴア

第1話 望まない登校

「春だなぁ」


桜舞う季節。大通りを進む彼は春を感じていた。

道を歩く彼の顔は険しく焦っているような顔だった。



彼の名は河上正徳かわかみしょうと。この物語の主人公であり、高校2年生だ。

彼には彼女がいる。今日も朝、存分にイチャイチャした彼女が。

彼の彼女の名は朝倉姫乃あさくらひめの。黒髪ロングのド淫乱美人で僕より四つ上の二十歳。だからこその大人の色気と母性が溢れ出ている。胸はすごく大きい。


もう付き合って1年となるが、知り合ったのは彼が小学2年生の頃だ。母の仕事の友達の娘で、母が俺を連れて仕事場に来た時に姫乃が仕事場に偶然いて、仲良くなったというラブコメ展開のようにして出会った。

今は姫乃と同棲している。毎日イチャイチャしたり、よく男女のそういうことをしたりしている。

姫乃は彼を存分に甘やかすため、彼はだらけそうになるがそれは彼がギリギリでとどまってしっかりしようと頑張っている。時々姫乃に負けそうになるが。


今日は始業式であり、姫乃の誕生日だ。

始業式も大事だが、それ以上に姫乃の誕生日だ。

今彼は、道を歩きながら複雑な顔をしている。

プレゼントとか、サプライズに困っているということなのだろう。


そんな彼の心の中は、


(始業式ってなんだよ!今日は誕生日なんだから姫乃さんと朝から晩までイチャイチャさせてくれよ!くっそラブコメの神め!なんて鬼畜な!あぁイチャイチャしたい!あの人に抱きついて甘えて甘えられて、一日中そんなことしていたい!6時間も会えないなんて、やばい発狂して死ぬぅ!)


別の意味で困っていた。

彼は姫乃のことが好きすぎるあまり、姫乃に依存してしまっている。元々彼は姫乃とイチャイチャすることで得られる姫乃成分を1時間取れないと精神的に死ぬぐらいには姫乃に依存しているので、学校に行くことも命取りなのだ。


姫乃もそれは知ってはいるのだが、一緒に行って授業なんて無理な話なため、少しでも負担を減らそうと学校に連絡をとり、彼の親友たちを同じクラスにすることをお願いしている。なれるかどうかは分からないし、負担を減らせるかどうかも分からないが。


(はぁなんで俺は姫乃さんと同い年じゃなかったんだろう。そしたら一緒に学校行けたのに・・・終わってるよ・・こんな世の中。この鬼畜世界が・・・)

彼は世界を静かに憎むのであった。周りの目を気にせずに。

周りからは、異常者を見る目で見られていた。彼は気にせずに歩いていった。


彼は脳内HPをゴリゴリ減らしながら、学校へと向かっていくのである。


____________________________________________________________________________


はじめまして!未確認異常生命体 ゴアと申します!


今回初めての小説はラブコメを書きたいと思います。

基本的にラブコメを書く予定ではあるのですが・・・


私は甘々が大好きです。愛してる!!!(突然の告白)

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