新ガーディアン【マーシャル】

『主?言いたく無いのですが?』

「じゃあ辞めといたら?」

『そうなのです!ですが!言います !ノアです ! これは私も知らない事でした どうぞノアの身体を確認して下さい 隅々迄です きっと納得されるかと┅┅』


何を言うかと思えば┅┅

ノアの身体?フム?確かに変わってるな、髪は青から濃い茶色、これは俺が思った感じだよな?

えっ!背が伸びてる、それと顔が!雰囲気が違うぞ、なんか表情が?


「ノア?悪いが身体をちょっと調べさせてくれないか?」

『ハイ┅マスターの善き様に┅』

「そのぉ、身体に触るから┅嫌なら言ってくれ、無理強いはしないから」


『マスターの指示は絶対です、命令も守ります』

「イヤイヤ!そう言うのは良いから、じゃあ悪いがその羽織ってるローブを脱いでくれないか?」


黙ってフードを脱ぐノア、背が伸びて胸の位置が変わってる?それに前よりふっくら、これは!俺好みのEカップ!触っても?さっきそう言ったよね?良いよね?


フムフム┅しっとりとした肌、否!吸い付くような?

ふっくらなのに弾力が有ってぇ、でも柔らかい┅プニュプニュじゃなくてプリプリだ!凄い!

括れも細くあの下腹部プクなんて無い、綺麗な程よい腹筋

お尻もプリプリで上向きのツン!

でも肝心な所はツル?ツルツルじゃ┅無い?┅┅┅┅┅┅┅無い?


えっえぇぇぇええ!なんで!


ピンクの筋で?ちょっとごめんなさい┅┅サワサワ

まさか?あっ!入った┅┅

この感触は?確かに!ペルリナと同じだよねぇ┅


『アッァ~ン┅なんだか?身体が熱いです┅┅マスターに触られてる所がおかしいのです┅これは?』


感じてる?いゃぁそれは無いだろ?だって人造だろ?

言わば人形だよね?じゃあ痛いとか?このパイパイのこれを┅┅


『あっ!ん~痛いです!そんなに強く!あっ┅でも┅アッフ~ゥ┅』


えっ!えっえぇぇぇええ!

マジ?どうなってるんだ?


『ゴホン┅┅主?何時も言ってるでは無いですか?鑑定するようにと!ノアの鑑定を!』


名前 ノア 種族 亜人?(ヒト?)

称号 ヨハルドダンジョン管理者 ダンジョンマスター ジョウの庇護者


『お分かりですね? ノアは既にホムンクルスではありません 進化覚醒して亜人種です しかし 彼女は亜人としての知識が皆無 どうされます?主の庇護下ですよ?』


庇護下って俺が守ってる?それに

どうするか?ってなぁ?┅┅┅┅その前に教えて欲しい、ホムンクルスの事を


『ホムンクルスとは始まりのヒト種です 創造神様がヒトなるモノをお創り為さる時に創られたのがホムンクルスです

ヒトなるモノは人形からの始まりでした 心臓をマナの核で創られ 体内循環に魔力を用い を実現されたのです そして肉体をお創りになりヒト種の形が出来た訳です

その後ヒト 亜人種とお創りになりホムンクルスの役目は終えました しかしホムンクルスは実用性が高く便利でした

ダンジョンの管理者として最適だったと言う事です

では?ホムンクルスとヒト種や亜人種との違いは? それは高速での計算能力と記憶量です 学習に長けています 体内魔力の量も膨大です ホムンクルスが自害すれば星の半分は吹き飛ぶでしょう そのホムンクルスが覚醒進化したのです これは未知の生物と言って宜しいかと 』


未知の生物って┅┅┅普通に綺麗でスタイルが良くて素直な女性だよ!


ガルルーダさんの仕業か、あの助平爺ぃがやりそうな事だ┅┅

でも爺さん怒らないかな?勝手にしちゃった事?


『それは大丈夫です この星の管理者はフォーリア様です ダンジョン等もフォーリア様の管轄ですので 創造神様がこの星に干渉為さる事は有りません』


そうなんだ、爺さんフォーリアさんには弱いからね、それと?ノアが亜人とか無知とはなんだ?


『 亜人と言うかヒトと言うか┅┅ノアをご覧になれば分かるのでは?』


振り替えるとノアが立ったまま?


シャァー シャァー ポタポタ


『マスター?なんでしょうか?私のこの部分から水が出ました 少し臭います┅』


アバババァ!お漏らし!否!ションベンしたぁ!


『だから言ってるでしょ? な~んにも知らないのです これ迄は食料や飲料等は皆無の生活でしたから それがいきなり食料と飲料が必要と成ったのです

他にも多々困る事象が有ります 例えば生理とかです 主は彼女の面倒を見る責任が生まれたのですよ フフフ 成人した赤子をどうされます? 』


どうするも!俺に女の子の事はわからん!ヤバイヤバイ!┅┅!

ここはエリザに任せよう!それにエルフのシャリナもいる、女同士で教育して貰う!それで解決!


『丸投げですか? はぁ~致し方ありませんね ではノアを大秘境へお連れ為さるならここはどうしますか?』


おっと!そうだった!管理者不在かぁ┅┅


「なぁコスモ?ノアを連れ出しても問題無いかな?」

『有りません、マスターのお陰で色んな能力が付きました、例えばほら?この様にダンジョン内全ての事を映して見る事が出来ます』


壁に幾つもの画面が映され様子が見れる?凄い!冒険者の様子、魔物の様子が見れるなんて┅┅


『この様にダンジョンでの事が手に取る様に分かります、対応が楽になります、ノアとはパスで繋がってますのでもしもの時も話し合えますよ、ノアが出て行くと寂しいのは仕方有りません』

「だよなぁ┅┅」


『主!でしたらここはあの泥人形をお造りになってみては?』

「ゴーレムかぁ?」

『泥と言わず沢山の鉱石を持ってますよね?それらを合わせて強力な人形とか?ウフフ♪』


そっか!あのガーディアンみたいに強いゴーレムを俺が作って置いとけば?ククッ、それは面白い!


と?言う訳でワシャワシャと創り始める、土魔法と錬金術を合わせ技にして┅ガーディアンをイメージしてからのデスナイトにダークナイトもごちゃ混ぜにイメージする奴を創り仕上げる!


ジョウ特製!超合金ゴーレム!

核はブラッディオーガの魔石!

それに他のモンスターの魔石を次々に押し込んでいく、キングサーペント、キングミノタウロスにクリスタルディアとか他にも┅

最後にグリーンドラゴンの魔石を無理やり押し込んでいく┅┅


どうにか吸収したゴーレムさん┅

スッゲェ光って発色してる、良くあんなデカイ魔石が入ったなぁと感心してると徐々に修まり姿が見える

全然ゴーレムじゃ無いぞ!

フム?見事な身体が!確かにガーディアン達みたいな鎧姿じゃ無い

ハダカ?なのかな?

ツヤツヤに光る肌?超合金の滑らかな黒光りが綺麗で、がっしりと逞しく、顔もパーツが整ってる

まるでギリシャ彫刻みたいな顔と肉体美┅┅アレは似せなくても?

アテネやローマとかの彫像男子のアレは可愛いモノ┅┅┅小さい┅


まっいっかぁ!能力はマシマシのモンスターに仕上がった

各々の特性も備わったみたいだし、これならコスモも大丈夫だろ?っと!名前をどうするか?

┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅う~ん?


守る者┅守護者┅騎士┅ナイトかぁ┅┅ん?最強!最強だったのは確か┅ウィリアム・マーシャルだったな、中世最強騎士!

それじゃあ┅マーシャル!うん!


「お前の名前はマーシャル!だ!」


グワ~ン!スルスル~


やっぱそうなのね?はぁ~

ゴッソリ持ってかれたぁ!


『我が名はマーシャル┅有り難き幸せ┅┅』


バタン!と倒れ動かない?


『はぁ~覚醒進化を始めたようです 毎度毎度!同じ事を! 懲りないですね? あ~あ!こんな物騒なモノを創って!キチンと管理して下さいよ!イ・イ・デ・ス・カ!この無自覚アンポンタン!』


そんなに怒んなくても良いじゃないか!もぉ!

寝ちゃったのか┅┅じゃあ着るモノを┅鎧ねぇ?確か宝箱から出てきた奴を一式あげちゃう?

剣も?やっぱ聖剣だよな、魔剣は負かしちゃったからね

聖剣アンダバルって┅┅ダサッ!


「コスモ、彼、マーシャルが起きたらこれを着せて、それと彼はここのナイトだから宜しく、暇な時はダンジョンで訓練とかやらせれば良い、それで良いか?」

『マスター┅┅┅┅┅あなた様は!┅┅┅┅マーシャルですか┅┅とてつもないモノを私に┅┅』

「ノアは責任持って育てるよ、一応俺が守る事になったしね、転移で遊びにも来れる、パスを繋げるからもしもの時は呼べば良いよ、後はマーシャルと話し合ってくれ、2、3日したらノアを大秘境に連れて行くから」

『承知致しました、マスターのご意思の元に┅』


良く寝てんなぁ、取り敢えずここは良いかぁ、後はアミリラだな┅


宿に戻ると凄く騒がしい?

賑やか?浮かれてる?はしゃいでる?┅┅┅┅セクシーな?


『久しぶりに町へ行ける!』

『これでアミリラも自由よ!もう!最高!』

『あの町は割りと大きかったよね?何が有るのかなぁ?』

『母さんが!話せるようになるなんて!もう夢のよう!転移だから直ぐよね?もうもう!』


そんな声が聞こえる┅┅

随分と嬉しそうだな?まだ事は済んでないのに┅┅


「只今戻りました!」

「あら?オメダちゃん出掛けてたの?ねぇ?明日アミリラの実家に行くって本当?┅┅姉さんの治療とか言ってたけど?┅┅」

「ええ、皆で行く事になりました、リンダさんはアミリラのお母さんの病気の事はどれくらい?」


「姉は急に病に倒れたの、突然よ┅┅なんか呪いにでも掛けられたと思ったよ┅┅姉さんの旦那は感づいてるでしょ?前の領主様よ、姉さんを見初めて無理に側女にして!あれは手篭めよ!そして用が無くなるとポイっと!あの子が産まれてから一応認知だけはしたけど┅┅所詮政略結婚でも企んだんでしょう、でもその領主も不正で処刑されて、まぁ良かったと言えば良かったのかも、姉はお金の援助は受けず屋敷だけ貰ったのよ、それにとっくに縁は切られてたからね、元貴族と言ってもあの子の籍は無かったから┅ずっと平民だけど領地のヒト達は優しくて、それに後から来た侯爵様が手厚く面倒を見てくれたのよ┅┅」


「後からの侯爵ってのはハーネル侯爵?」

「そうよ、元旦那の甥っ子なの、それに娘のシンシアちゃんがアミリラを姉みたいに慕ってねぇ、だから静かに暮らしてたのに┅┅何の因果かぁ┅┅」

「だから呪いかもと?」


「治癒師が言うにはエリクサーしか治らないって、だからあの子は必死に強くなってダンジョンで探す事にしたのよ、ハーネル侯爵領にはここみたいな大きなダンジョンが無いからね、侯爵様にこれ以上迷惑は掛けられないって┅┅」

「アミリラらしいですね?俺も一緒に行くんですが、部屋はそのままでお願いします、彼女達より早く戻りますので」

「そうかい、分かったよ、お願いだよ?あの子達を宜しく面倒見てね、みんなアンタに惚れてる様だし、アミリラの事はアンタなら任せられるよ!アハハ!良いねぇ若いってのは!アハハ!」


なんと返事すれば?任せるって┅

お守り?ノアに続いてこの4人もなのか!勘弁してくれよぉ┅┅


部屋に戻って旅の支度、ハーネル領へ行って、それからダンジョンに戻ってノアと大秘境だからなぁ


なんか忙しくね?たまにはのんびりしたいよ┅┅




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